ウクライナへの防空システム「SAMP/T」引渡しの準備が進行中 「パトリオット」に関しては複数の選択肢検討=仏大統領府
仏大統領(エリゼ宮)の関係者がウクライナの防空強化に関してウクルインフォルムの特派員にコメントした。
近くウクライナへの防空システム「パトリオット」の追加供給が行われるかとの質問に対し、関係者は、「その問題は現在議論されている。防空システム『パトリオット』を生産している、または既に購入した国々は、複数の選択肢を検討している」と答えた。
また関係者は、ゼレンシキー宇大統領はロシア軍の戦術や兵器の変化を受け、ウクライナの防空強化を特に強く求めていると述べた。その際同氏は、ウクライナのニーズは防空システム「パトリオット」によって部分的に満たされる可能性があるが、ウクライナは他の防空手段も必要としていると指摘した。
その際同氏は、「その必要性は『パトリオット』やその他のシステムの供給によって満たされる可能性がある。知られている通り、私たちは既にイタリアと調整し、私たちが保有する『SAMP/T』システムだけでなく、ミサイル『アスター』も提供すると発表した。これらはウクライナの都市の防衛を効果的に強化するだろう」と発言した。
引渡しの時期に関する質問に対して、同関係者は「作業は進行中だ」と回答した。
フランス政権は、ロシア軍のウクライナの民間インフラ施設に対する攻撃により、次の冬がウクライナにとって困難なものになると認識しているという。
関係者は、その点につき「皆が冬が困難になると認識している。同時にウクライナ人は耐えており、ロシア軍が前線を突破できるようなシナリオは存在しない。都市への彼らの攻撃は大きな被害を与え、民間人に悲劇的な影響を及ぼしているが、戦場においてロシア軍は突破を達成していない」と強調した。
また同氏は、こうした状況下では、ウクライナへの軍事・財政支援を継続すると同時に、ロシアへの圧力も強化する必要があると指摘した。