ロシアは現在不安定な立場、対話ではなく圧力かけるべき=エストニア外相
ウクルインフォルム
エストニアのツァフクナ外相は、ウクライナが戦場で優位に立っているとし、今は対話や交渉の時ではなく、ロシアに圧力をかける時だと発言した。
ツァフクナ外相がブルームバーグとのインタビュー時に発言した。
ツァフクナ氏は、全面侵攻が5年目に入る中、ロシアの経済状況の悪化や前線での難航を背景に、ロシアが欧州諸国との接触を試みていることを指摘した。その際同氏は、それへの返答は、ロシアが現状からの抜け道を探るのを手助けすることではなく、制裁の強化であるべきだとの見方を示した。
そして同氏は、「今は対話や交渉の時ではない。今はロシアに圧力をかける時だ」と強調した。
ツァフクナ外相のこの発言は、ウクライナでの戦争終結に向けた米国仲介の交渉が行き詰まっている中で行われたものだと指摘されている。欧州は、ウクライナ支援の費用の大部分をますます負担するようになっているものの、外交プロセスからはほぼ外されたままとなっている。この状況は、欧州がイニシアティブを発揮する機会を潜在的に作り出す可能性があるものの、ツァフクナ外相はそのような考え方は「非常に危険だ」と警告している。
そして同氏は、「ロシアが弱体化しているからといって、皆がモスクワに急ぎ、交渉開始を提案するというアイデアはあまり賛成できない。今はその時ではない」と訴えた。
加えて同氏は、ロシアのプーチン氏の可能性は尽きつつあり、多くの西側の経済制裁が成果を生んでいると述べた。同氏は加えて、モバイル通信の障害や経済危機によるロシア国内の不満の高まりや、5月9日のロシアでの対独戦勝記念日における規模の小さい軍事パレードは、クレムリンの弱体化の潜在的な兆候だと指摘した。
その上で同氏は、「トーンが変わったのだ。今はロシアに圧力をかける時だと誰もが理解している。より広い文脈において、私たちはロシアが現在不安定な立場にあるのを目にしている」と強調した。