「誰も攻撃していない」=ゼレンシキー宇大統領、「プーチン邸宅への無人機攻撃」情報を否定

「誰も攻撃していない」=ゼレンシキー宇大統領、「プーチン邸宅への無人機攻撃」情報を否定

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、ロシアのヴァルダイに位置するプーチン氏の邸宅があたかもウクライナに攻撃されたとする主張は、戦争終結に向けて成功裏に進んでいる交渉を破綻させるためにロシア側が捏造した偽情報だと改めて発言した。

ゼレンシキー大統領が記者団とのオンラインでのやり取りの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「プーチンのヴァルダイ邸宅への攻撃というのは、偽情報である。誰もそこを攻撃していない。それが制裁と関係があるだろうか? もしかしたら少しは関係があるかもしれないが、私の見解では、1か月間にわたって私たちのチームの非常に成功裏かつ肯定的な会談が行われ、(28日の)トランプ大統領との会談がその締めくくりであったことの方が、より深く関連していると思う」と発言した。

加えて同氏は、本件で最も失望したのは、存在しない「攻撃」について一部の国が非難声明を出したことだと指摘した。同氏はその際、「正直に言えば、理解に苦しむし、不愉快な感情を抱かせているのは、インド、アラブ首長国連邦、その他の数か国が、プーチン邸宅への存在しない、私たちによる無人機攻撃なるものを非難したことだ」と発言した。

さらに同氏は、ヴァルダイ邸宅攻撃に関する偽情報とは異なり、キーウの行政庁舎への攻撃は本物であったことを喚起した。同氏は、「彼ら(ロシア)は以前、私たちの官庁街、閣僚会議(内閣)及びその周辺のバンコヴァ通りを攻撃した。聞いて欲しい、彼らは毎日私たちの国の全地域を攻撃している。彼らは人々を、私たちの子供たちを、民間インフラを攻撃しているのだ」と、憤りを示した。

同氏は加えて、米国は、ヴァルダイのロシア大統領邸宅へ攻撃があったとするロシアの主張が偽情報であることを確認できる技術的能力を有していると指摘した。同氏はその際、「ヴァルダイへの攻撃に関しては、私たちの交渉チームが米国側と連絡を取り、詳細を話し合った。私たちはそれが偽情報だと理解している。当然、私たちのパートナーたちは、その技術的能力によって、それがフェイクであったことを常に確認できる」と述べた。

写真:大統領府


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