ゼレンシキー宇大統領、ロシア側と協議するタイミングについて言及
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、数日中に欧米の首脳補佐官級会合が行われ、その後「有志連合」の首脳会合で和平計画の詳細が協議されるとした上で、ロシアの代表者とのあり得る会談はその後となると指摘した。
ゼレンシキー大統領が記者団とのやり取りの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「まず、数日中に補佐官(編集注:国家安全保障担当首脳補佐官)級での会合を望んでいる。ウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、すでに米・欧全ての補佐官と連絡を取った。私たちはそのような会談を望んでおり、いずれはそれがウクライナで開かれるようあらゆることを行うと思う。その後、私たちは、補佐官級で全ての文書を準備し、まずはウクライナと欧州の首脳らのレベルによる広範な枠組み、すなわち『有志連合』での会談(複数)を行う」と述べた。
そして同氏は、「有志連合」の後に欧州首脳レベルで関連の文書が合意され、続いて欧州首脳らとトランプ米大統領との会談に向けた準備が進められていくと説明した。
同氏は加えて、「私たちは、私が述べたその一連の会談が1月中に実現するよう真剣に取り組んでいる」と発言した。
その上で同氏は、「その後、もしすべてが着実に進めば、何らかの形式でロシア側との会合が生じることになる。繰り返し強調するが、私たちはすでに述べてきた適切な形式(での対話)には応じる準備がある」と述べた。
写真:大統領府