ウクライナで選挙または国民投票を実施するには、諸国が安全を保証しなければならない=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は26日、同国で選挙または国民投票を実施するには、パートナー諸国に「安全の保証」が提供された場合にのみ可能となると指摘した。
ゼレンシキー大統領が記者団からの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「選挙の問題(編集注:の議論)の活性化は、米国側によるものだった。選挙のためには、実施のための法制面の可能性が必要であり、また何より大切なのは選挙実施にあたっての安全である。国民投票について話す場合も同様で、安全が必要となる。立法面のイニシアティブは存在し、戦争や期限などに関しては、変更は可能だ。それは二次的な問題だが、しかし、重要だ。しかしながら、一番は安全である。パートナー諸国には、ロシアを強制するか、あるいはロシアと合意して、ウクライナ大統領選挙または国民投票の実施のために、然るべき安全、安全インフラを提供するのに十分な力がある」と発言した。
また同氏は、20項目の和平計画案の現在版において、政権幹部が単独で答えを出せないような機微な問題が生じた場合に、国民投票を実施する可能性が検討されていることを喚起した。
同氏はその際、議会にも関連の手段はあるものの、ウクライナ国民のみが答えを出せる問いが存在すると指摘した。同氏は、「私の考えでは、ウクライナの運命はウクライナ国民が決めることが公正であると思う。それが正しい」と強調した。