ロシアの攻撃によりキーウは市内の発電能力を喪失=専門家
ウクルインフォルム
ウクライナのエネルギー専門家であるオレクサンドル・ハルチェンコ・エネルギー研究センター所長は29日、キーウ市内の発電能力の復旧には数か月を要するとし、市内では長期にわたり、計画停電が適用されていくと発言した。
ハルチェンコ氏が記者会見時にこのような見解を示した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ハルチェンコ氏は、1月9日からの期間は、全面戦争が開始して以来、キーウにとって最も困難な時期だと強調した。同氏はその際、「現在、事実上キーウ市内の発電能力は存在せず、それが送電網の運用を著しく困難にしている。キーウ市内の発電は、巨大なエネルギー拠点の需要を支える一定の柱であったのだ」と述べた。
また同氏は、キーウへの電力を完全に外部からの供給に頼ることは、技術的な観点から平時であっても困難な課題だと指摘した。
同氏はさらに、キーウ市民の住宅への暖房供給の完全な復旧は2月1日から2日になるだろうと予測しつつ、個別の集合住宅への接続において、問題が発生する可能性があるとし、特に建物内の配管網の状態の悪さが原因だと指摘した。
加えて同氏は、「キーウ市内の発電を近いうちに復旧させることは不可能であり、数か月単位の話になる。キーウはかなり長期にわたり、停電計画と共に過ごすことになると思う」と評価した。
また同氏の予測によれば、現在の暫定的計画停電から従来の計画停電体制への移行には2、3週間を要する見込みだと指摘した。同時にそれは、それは防空戦力が敵の攻撃に対して首尾よく迎撃活動を行うことができ、全体として好ましい傾向が生じることが条件だという。
これに先立ち、DTEK社は、29日午前0時から、キーウは緊急停電から暫定的な計画停電へと移行すると発表していた。