トルコの国営銀行3行、ロシアの決済システム「ミール」を使ったサービスを停止
ウクルインフォルム
トルコの国営銀行3行は、同国民間銀行に続き、ロシアの決済システム「ミール」を用いたサービスの提供を停止した。
トルコのNTV局が報じた。
報道には、「トルコで活動する民間銀行に続いて、国営銀行もまたロシアの決済システム『ミール』から離脱した」と書かれている。
これに先立ち、民間のイシ銀行とデニズ銀行が、米財務省外国資産管理室(OFAC)による、ミールを利用する金融機関に対する制裁発動の警告が出された後に、同決済システムから離脱。その後、今回、国営のジラート銀行、バキフ銀行、ハルク銀行が同様に同システムから離脱したという。
これに先立ち、タジキスタンの主要銀行の1つドゥシャンベ・シティーバンクは、ロシアの決済システムのカード「ミール」の受付を停止していた。
9月23日、ウズベキスタンでも、露決済システム「ミール」のカードを通じたサービス提供が停止されていた。
また、今月、ベトナムの銀行BIDV社とカザフスタンの銀行「ハルク・バンク」社も、「ミール」の利用を停止している。
ウクライナの中央銀行は2022年3月9日、諸外国に対して、ロシアの決済システム「ミール」のクレジットカードを通じた取り引きを不可能とするよう要請していた。