
ウクライナの保安庁と国境警備庁、被占領地で盗んだ穀物をクリミアから輸送する「影の船団」船舶を拿捕
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ウクルインフォルム
ウクライナの保安庁(SBU)と国境警備庁は25日、ロシアが被占領下ウクライナ領で農産物を盗むのを助けていた外国船籍を拿捕したと発表した。
SBU広報室が伝えた。
SBUは、今回の船舶の拿捕は、黒海海上のウクライナの内水での同庁と国境警備庁の特殊作戦の結果行われたものだと伝えた。
捜査班は、差し押さえた船舶がロシアの「影の船団」に入っており、ロシアによりウクライナで奪った穀物を第三国に売却するために利用されていたことを明らかにしたという。

昨年末には、この船舶は、一時的被占領下セヴァストーポリの港から被占領下ウクライナ南部で盗んだ5000トンの小麦を持ち出していたという。この違法な輸送は、ロシアの犯罪を隠蔽するために、船舶はアジアの国の旗の下で行われていたという。
船舶の臨検の結果、ロシア侵略者によるウクライナの農産物の略奪事実を裏付ける文書、航海機器、その他の物的証拠が発見されたと書かれている。


船舶の拿捕と船員の拘束の後も、ロシアの犯罪の状況解明と犯罪者の責任追及のための捜査が続いていると報告されている。
写真:SBU