
キーウ市副市長に兵役逃れを支援した容疑伝達
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ウクルインフォルム
ウクライナの国家警察と保安庁(SBU)は17日、キーウ市のプロコピウ副市長に対して、兵役逃れを縁する国外逃亡スキームの組織に関与した容疑を通達した。
キーウ警察コミュニケーション課がフェイスブック・アカウントで伝えた。
警察は、「この幹部は、ウクライナ軍や首都の人道面の需要のためにディーゼル燃料を配送することになっていたとする営利企業のガソリンタンクローリーの運転手を装って、兵役義務者が欧州諸国へと出国するのを支援してきた」と伝えた。
法執行官は、2022年5月から6月にかけて、合法的な理由なく出国した兵役対象者の男性30人以上が情報システム「シュリャフ」に登録されたと説明した。
捜査班は、国外渡航を承認するための書簡を出した企業が車両も営業許可証も保有していないことを明らかにしたという。
さらには、その企業の「職員」の中には、適切な種類の運転免許証を持っていなかったり、そもそも雇用すらされていなかったりしたとも報告されている。

現在、同容疑者の未決囚予防措置が選択されているという。
法執行機関内の関係者がウクルインフォルムに伝えたところでは、同人物とは、ヴォロディーミル・プロコピウ副市長。
なお、クリチコ・キーウ市長は、昨年10月に、調査報道メディアが、プロコピウ副市長の友人が民間企業を通じて以前市が保有していた不動産を少なくとも6つ獲得したと報じたことを受け、プロコピウ氏の職務の一時停止処分を下していた。