「協議はロシアとの和平へ向かう最初の一歩ではなく、最後の一歩」=イェルマーク宇大統領府長官
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ロシアとの間の和平協議の実施は平和へ向かう上での最初の一歩ではなく、最後の一歩だとし、まずはロシアがウクライナ側の提示した各種条件を履行せねばならないと指摘した。
写真 16日朝のロシア軍のウクライナ各地に対する大規模ミサイル攻撃により、ウクライナ全土で緊急停電が導入されており、水・暖房の供給も停止している。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、ロシアとの間の和平協議の実施は平和へ向かう上での最初の一歩ではなく、最後の一歩だとし、まずはロシアがウクライナ側の提示した各種条件を履行せねばならないと指摘した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナ領が占領されたまま紛争を凍結することはプーチン露大統領を更なる侵略へと駆り立てるだけだと発言した。また、外交的解決手段が可能となるのは、ロシアが自らの軍を1991年時点の国境まで撤退させた後だとも指摘した。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は16日、ウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃を行った。現在ウクライナ全土で空襲警報が発令されている。
2022年12月15日
ウクライナ軍のザルジュニー総司令官は、ロシア軍には約120〜150万人の予備兵力があり、現在20万人の新たな軍人を準備しているとし、同軍がいずれ再びキーウへと侵攻を試みる可能性は大きいと発言した。
米国のカービー国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は14日、ウクライナにおけるロシア戦争は活発に継続しているとし、その点から今後の冬の数か月も戦闘が止むことは予期していないと発言した。
2022年12月14日
14日、ウクライナとロシアの間で新たな被拘束者交換が行われ、ロシアに拘束されていた軍人64名がウクライナ側に帰還した。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は14日、同国南部ヘルソン市内の州軍行政府の庁舎を砲撃した。
日本の岸田文雄首相は14日、日本からウクライナの人々に発電機を送る越冬支援を実現する関係者とコルスンスキー駐日ウクライナ大使の表敬を受けた。
14日朝、ウクライナ軍は、ウクライナ首都キーウの上空にてロシア軍が放った自爆型無人機を13機撃墜した。
14日朝6時台、キーウ市中心部で爆発音が聞こえた。
2022年12月13日
ウクライナ特殊作戦軍は13日、自爆型無人機を用いたロシア軍の対戦車ミサイル破壊活動の様子を公開した。
2022年12月12日
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は12日、同国南部ヘルソンを砲撃。民間人に死傷者が出ている。
ザポリッジャ州メリトポリのフェドロウ市長は、12月10、11日、ウクライナ軍は一時的被占領下にあるメリトポリ市と同周辺のロシア軍の重要拠点3地点を攻撃したと伝えた。
ウクライナ国防省傘下情報総局のスキビツィキー氏は、ロシア軍はまだウクライナに対して3〜5回のミサイル攻撃を行うだけの残弾を保有していると指摘した。
ウクライナのレズニコウ国防相は11日、ロシア軍はウクライナを協議に向かわせるために同国の電力インフラへの攻撃を続けているとの見方を示した。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は12日朝、同国東部ドネツィク州ヒルニクを多連装ロケットシステム「ウラガン」で砲撃した。結果、民間人2名が死亡、10名が負傷した。
ウクライナのレズニコウ国防相は11日、地面が凍って固まり、車両の移動が容易になったら、ウクライナの防衛戦力が積極的反攻行動を再開すると発言した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、同日夜の段階で同国南部のオデーサ市とオデーサ州その他の自治体における電力供給は部分的に復旧することができたと報告した。
2022年12月11日
オデーサ州軍行政府のブラッチューク報道官は11日、前日のロシア軍によるオデーサ州の電力インフラ攻撃後、現在206の緊急部隊が電力・通信の復旧のための活動を行っていると伝えた。
10日、2014年からロシアによる一時的占領状態の続くクリミアの複数地点で爆発音が聞かれた。占領政権は、防空システムが稼働したと説明している。
2022年12月10日
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は10日未明、同国南部オデーサ州の電力インフラを無人機を用いて攻撃した。
2022年12月9日
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、2月24日以降、ロシア軍がウクライナに対して発射したミサイルの62%が民間施設に対するものだと発言した。
ウクライナの電力会社「エネルホアトム」は、12月8日にザポリッジャ原子力発電所を占領するロシア軍人が同原発の職員3名を拉致したと発表した。
スロバキアのカーチェル外相は8日、同国は歴史の教訓をよく学んでいるとしつつ、現在ロシアとの協議を求める人々に対し、ヒトラーとの合意が当時のチェコスロバキアの破壊と第二次世界大戦の開戦をもたらしたことを喚起した。
7日、国連は、ロシア軍の2月24日の対ウクライナ侵攻開始以降に、数百人のウクライナ市民を処刑した事例を発表した。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は8日、同国東部ドネツィク州トレツィクを火砲で砲撃し、結果民間人1名を殺害し、2名を負傷させた。
2022年12月8日
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は7日夜間、ウクライナ南部ミコライウの交通機関の集積地をミサイルで攻撃し、複数のバスを破壊した。
米政治専門ニュースサイト「ポリティコ・ヨーロッパ」は8日、ウクライナのゼレンシキー大統領を「欧州で最も影響力のある人物」に選出した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、同国南部ヘルソン州にて警察官4名が勤務中にロシア軍が設置した地雷で死亡し、さらに4名が病院に搬送され、また東部ドネツィク州のクラホヴェではロシア軍の砲撃で民間人が10名死亡したと報告した。