ロシア軍、ハルキウの救助隊員に対して弾道ミサイルによる「ダブルタップ」攻撃
フラドキフ・ハルキウ市議会非常事態局長が記者団に説明した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フラドキフ局長は、「昨日22時、ホロドノヒルシキー地区への無人機『シャヘド』型の着弾後に大規模な火災が始まった。国家非常事態庁及び私たちの局の職員が現地へ向かった。ちなみに、同局の機能は緊急救助活動の組織である。そして未明1時、敵はミサイルによる卑劣な攻撃を加えた。爆発物処理専門員の暫定結論によると、それは『イスカンデルM』である。4弾目が救助隊員及び私たちの職員に直接着弾した」と発言した。

同氏はその際、3弾のミサイルは民間企業に着弾し、4弾目が離れた場所に着弾したと伝えた。最初の攻撃の際に生じた被害の除去にあたっていた全員が防弾チョッキとヘルメットを着用していたが、彼らの命を守ることはできなかったという。
そして同氏は、「救助隊員には無線通信を通じて、弾道ミサイルの脅威があることがタイムリーに通知されていた。彼らは企業から450から500メートル離れた場所へ退避していた。しかし敵は彼らを狙い澄ました攻撃を加えた。着弾は30メートル未満の距離であり、そのため残念ながら彼らに生き残るチャンスはなかった」と述べた。

同氏はその際、昨年もハルキウ市内キーウシキー地区のジュコウシキーへダブルタップ攻撃が行われたが、その時は避難所にすぐに避難させることができたため、犠牲者を出すのを免れたと振り返った。同氏は、「(当時は)奇跡的に運が良かっただけだ。今回は、残念ながら予測不可能な弾道ミサイルの進路だった」と発言した。
また殺害された同局職員につき、同氏は、同僚たちは沈痛な心境だと強調した。同氏は、「オレクシー・ドロシキン氏は局の設立時から働いていた。それ以前は彼はウクライナ軍の将校であり、潜水士だった。私たちの最も優れた職員の1人だった。救助捜索活動のために無人機を専門的に操縦できる、私たちのチームで唯一の人物だった。私たちにとって非常に大きな損失だ。全員がショック状態にある。皆にとって身近な人物だったからだ」と伝えた。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、14日から15日にかけての夜間、同国東部ハルキウに対して航空攻撃を行っていた。その際、救助隊員が消火活動をしていた際にロシア軍による再度の攻撃が行われ、5名が死亡、5名が負傷した。