オレシュキ以外の数十の被占領下集落でも人道状況困難=ヘルソン州軍行政府長官
プロクジン・ヘルソン州軍行政府長官が、欧州評議会地方自治体会議出席のためにストラスブールを訪れた際にウクルインフォルムの特派員にコメントした。
プロクジン氏は、被占領下オレシュキでの人道ミッションのために導入された停戦体制により、近隣のヘルソン市(編集注:ウクライナ政府管理地域)の住民が砲撃から解放され、数年間アクセスできなかったドニプロ川近くの自宅や別荘を訪れる機会を得ていると報告した。
その際同氏は、「ドニプロ川の近くに非常に多くのレッドゾーンが存在することを皆さんは知っており、そこには民間人が長期間立ち入ることができていない。彼らは自分の家がどのような状態にあるかさえ見られていなかった。もちろん、人々は自宅に戻り、何かを持ち出すことができることを嬉しく思っている。現在、彼らには素晴らしい機会がある」と語った。
同氏はまた、住民たちにとっての重要性を理解するウクライナ軍人たちが、道路の地雷除去を行い人々を支援していると伝えた。
さらに同氏は、「概して現在ヘルソンはほぼお祭りのようだ。このようなことは久しくなかったし、おそらく1日たりともこのような静寂はなかった。過去24時間で攻撃による新たな被害者は出ていない。それまでの数日には4名が負傷して、医療支援を求めて受診していた」と指摘した。
被占領下のオレシュキ自体については、プロクジン氏は、多くの住民がウクライナ管理地域への避難を希望していると述べ、同時にロシア側はこれを妨害し、ウクライナへの避難を選択する人々の数を隠そうと試みるだろうとの予想を示した。
加えて同氏は、極めて困難な人道状況が生じているのはオレシュキだけでなく、衝突ライン近くにある被占領下の数十の他の集落も同様だと強調した。同氏はその際、何千人もの人々が電力、ガス、暖房、人道支援物資、医療へのアクセスがないままにとどまっていると述べ、集落には地雷が敷設され、ロシア国籍証明書の強制交付や軍への動員を実施するロシア軍によって統制されていると指摘した。
その他同氏は、ヘルソン州のウクライナ管理下にある地域の冬季への準備について、ヘルソン州内では熱供給の分散化を進められており、エネルギー・インフラを保護していると報告した。同氏はその上で、「したがって、確実にこの冬を乗り切る。もちろん厳しい冬になるだろう」と述べた。
同氏はまた、年初以降、ヘルソン州のエネルギー・システムは約2千回の攻撃を受けたと伝えた。