ロシア軍、ウクライナ南部ザポリッジャ州で人道支援の車両を攻撃 死者1名、負傷者3名
人道ミッション「プロリスカ」のカプリン代表がフェイスブック・アカウントで報告した。
カプリン代表は、「本日、14時30分頃、ザポリッジャ州ビレンケ村で、ロシア軍のFPV無人機が前線近くの自治体の住民をザポリッジャ市へ輸送していた人道ミッション『プロリスカ』の社会支援バスを攻撃した」と伝えた。
また同氏は、「暫定情報によれば、その無人機は『待機型無人機』だった。攻撃は自治体の中心部、対無人機ネットで保護された道路の区間で行われた。バスのボンネットと上部には人道ミッション『プロリスカ』の明確な標識があり、『社会支援バス』という表記がなされていた」と説明した。

さらに同氏は、「この社会支援バスは、自治体からの唯一の交通手段である。民間事業者が運行を停止したことから、村の住民が行政、医療、銀行などの必要なサービスを受けたり、食料品や医薬品を購入したり、年金給付や国家・人道支援団体からの冬季プログラムの給付金を受け取ったりするために州都(編集注:ザポリッジャ)へ移動する手段を失っていた。そのため、州及び地元の当局の要請を受けて私たちのチームが運行を開始したものだった」と強調した。
同氏はまた、ビレンケには1600名以上の人々が暮らしていると伝えた。
加えて同氏は、「攻撃時、車両には乗客23名と運転手が乗っていた。主に高齢者だった。無人機の攻撃は車両の上部に着弾した。攻撃により乗客の女性(1952年生まれ)1名が死亡した。バスの運転手は重傷を負い、医療施設へ搬送された。さらに乗客の男性(1947年生まれ)1名が多数の破片傷を負い、医療施設へ搬送された。もう1名の女性がガラスの破片により負傷した。その他の乗客は音響外傷を負った」と伝えた。


負傷者の避難は、無人機による再攻撃の恐れがあったため、国家警察の特殊部隊と軍人たちが航空支援チームとともに実施したという。

カプリン氏は、全面侵攻期間中、支援提供中のミッションの職員やボランティア、車両、事務所、倉庫に対する攻撃はこれで121回目となると書き込んだ。