シビハ宇外相、奪われたウクライナ銀行の資金に関するハンガリーの法案にコメント 「強奪した資金を合法化しようとしている」
ウクルインフォルム
ウクライナのシビハ外相は9日、ハンガリー当局がウクライナのオシチャド銀行から「押収」した現金と金を、2か月間留置する法案がハンガリー議会に提出されたとの報道を受け、「ハンガリーは無法の螺旋に陥ろうとしている」とコメントした。
シビハ外相がXアカウントに書き込んだ。
シビハ氏は、「ウクライナの国営銀行の資金を盗んだ後、彼らは今、不法な差し押さえを『合法化』するための法案を出している。これは、ハンガリーの行動に法的根拠が全くないことを事実上認めるものだ」とコメントした。
また同氏は、ハンガリーの当局者たちが「不法に不法を重ねているだけだ」と指摘した。
同氏はそして、「私たちは、資金の窃盗だけでなく、何よりも7人のウクライナ国民に対する野蛮な扱いについて、全ての関係者の責任を追及する」と伝えた。同氏はその際、ウクライナ国民へのそのような扱いは、欧州人権条約及び領事関係に関するウィーン条約への違反だと指摘した。
これに先立ち、ハンガリーのオルバン首相の政党「フィデス」は、ハンガリー領内で同国当局が押収したウクライナのオシチャド銀行の現金と金の留置に関する法案を提出していた。
これに先立ち、3月6日未明、シビハ宇外相は、ブダペストでハンガリー当局が7人のウクライナ国民(国営オシチャド銀行職員)を人質に取り、彼らが輸送していた現金を強奪したと発表していた。同氏によれば、これら職員は2台の銀行車両でオーストリアとウクライナの間をトランジット走行しており、政府系銀行間の定期的な業務の範囲内で現金を輸送していたという。
その後、シビハ宇外相は、ブダペストでハンガリー当局に拘束されていた7人のウクライナ国民が既にウクライナ国境を越えたと報告していた。
オシチャド銀行は、3月6日にハンガリーで同国当局によって差し押さえられた現金と金の返還を求めて、法的措置を講じると発表している。