「破滅的な項目」は和平案から削除されたが、それが他の文書に出てこないことが重要=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、「破滅的な項目」が当初和平案の中に見られたが、それらはすでに案から削除されているとしつつ、同時に、それらが今後他の文書にも出てこないように見ていく必要があると発言した。
ゼレンシキー大統領が15日のベルリンでの会合後の記者団とのやりとりの際、記者からの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者から、当初28項目で構成され、現在は20項目となっている和平案から、どの「破滅的な項目」が削除されたのかと質問されると、ゼレンシキー氏は、「私たちはパートナーたちに、削除されたそれらの項目が、あれやこれやの表現で他の文書に現れることを、非常に望まないと伝えた」と答えた。
同時に同氏は、現在、総じて、削除されたものについて話す意味はないとも発言した。その際同氏は、「正直に言って、今日はそれらについてコメントしたくない。重要なのは、それらがもう存在しないということだ。それは、私たちには今、完璧な計画があるという意味ではない。しかし、それは作業版である(編集注:作業を通じて今後まだ変わっていくものという意味)」と述べ、米国に対して、交渉プロセスにおけるパートナーシップについて謝意を伝えた。