私たちは5つの文書を準備している=ゼレンシキー氏、ベルリンでの交渉を総括

私たちは5つの文書を準備している=ゼレンシキー氏、ベルリンでの交渉を総括

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、14、15日に行われたベルリンで複数回の交渉の際に、戦争終結に関係する5つの文書について話し合われたと発言した。その一部はウクライナの将来の安全の保証に関わるものであり、一部は戦後の復興に関するものだという。

ゼレンシキー大統領が15日のベルリンでの会合後の記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは3、4回の交渉を行い、また首脳会議の会場内で、私抜きのチーム同士による個別の会合も行われた。重要な合意は、私たちが5つの文書を期待していることだ。その一部は安全の保証に関するものだ」と発言した。

また同氏は、その安全の保証が米国議会によって承認され、NATO条約第5条のような保証を含むものとなるという合意があると指摘した。

同氏はさらに、「2つ目の話は、私たちが復興について真剣に話していること、つまり資金について、特別基金の設立について、そして私たちが期待していることについてだ。私は今日、初めて、私が非常に重要だと思っている問題を提起した。それは住宅を失った私たちの避難民に関するものだ。それは巨額の資金であり、数十億ドルになる。私たちは約700億から800億ドルを見積もっている」と述べた。

加えて同氏は、身内が戦死した家族への支援についても話し合われたと述べ、「私は、戦争で亡くなった全ての戦士が、私たちにとっての英雄だと考えている。それは名誉なことではあるが、財政的な責任を負うのは非常に困難で、本当に深刻な負担だ。私たちはその全てを支払っていく。それは何よりも私たちの道義的義務だ。そして私は、このプログラムにも財政的な支援が生じることを望む。外部からの支援がなくても私たちはそれを実行するが、そのプロセスを加速することは可能だ」と述べた。

同氏はその他、復興の文脈でのインフラプロジェクトとして、エネルギー部門、教育施設、その他多くのものの復旧についても言及した。

ゼレンシキー氏は同時に、詳細な復興計画はまだ準備ができていないものの、当事者たちは「強力な安全の保証にとても近づいている」と形容した。

そして同氏は、「私たちは、20項目の枠組み協定のより複雑な項目に近づいたのであり、私たちは前進する。私は、私たちにはその点で措置があると考えている。それらは容易ではないが、後退ではなく前進であり、それもまた重要だ」と総括した。

これに先立ち、14、15日、ウクライナと米国の代表団がベルリンにて和平計画に関する交渉を行っていた。

また、15日、ベルリンにて、ゼレンシキー大統領と欧州首脳と米国代表団のウィトコフ米大統領特使とクシュナー氏が協議を行っていた。

さらに欧州諸国の首脳と欧州連合(EU)幹部は15日、ウクライナ、米国、欧州諸国が、ウクライナのおける平和達成のパラメーターについて合意したとする共同声明を発出していた。


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