バロ仏外相、キーウ訪問時に露軍攻撃を受けた地区を視察
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ウクルインフォルム
21日にキーウを訪問しているフランスのバロ外相は、前夜のロシア軍による同市攻撃の際に被害の出たルキヤニウカを視察した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
バロ外相は、今回の大規模攻撃はゼレンシキー大統領がロシアとの新たな交渉の準備があることを表明した後に行われたと強調した。

その際バロ氏は、「私たちの大使館の職員は、キーウの全ての住民同様、3時から朝5時までシェルターへ行かざるを得なかった。シェルター自体がもはや完全には安全ではない。なぜなら、私の近くに位置する地下鉄駅は、キーウ住民のシェルターとしても機能しているが、そこが攻撃の対象となったからだ。それは、土曜日の朝にゼレンシキー大統領が、ウクライナにはロシアとの新しい交渉へと向かう準備があると発言した時に生じたのだ」と発言した。

また同氏は、今回の一連の攻撃で、死傷者が出ており、住宅、幼稚園、スーパーマーケットが被害を受けたと述べた。
その上で同氏は、「正にそのために、私たちが先週木曜日に欧州のレベルで承認した大規模制裁パッケージが、ウラジーミル・プーチンへの圧力強化、この信じがたい戦争の代償の引き上げのため、そして彼を停戦させ、公正かつ永続的な平和へと続く交渉へ入らせるためにとって重要なのだ」と強調した。

なお、バロ仏外相は、7月21、22日の日程でウクライナを訪問している。
写真:フランス外務省