ロシアとの間でクリミアの地位に関する協議はあり得ない=ウクライナ政権高官

ロシアとの間でクリミアの地位に関する協議はあり得ない=ウクライナ政権高官

ウクルインフォルム
ウクライナのタシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は25日、ロシアとの間でクリミアの帰属に関する協議は一切あり得ないとし、ウクライナはクリミア占領問題が国際社会の関心から抜け落ちることのないように、「クリミア・プラットフォーム」での活動を続けていると発言した。

タシェヴァ代表がウクルインフォルムの記者に対して発言した。

タシェヴァ氏は、「当然ながら、クリミアはウクライナ国家の一部であり、よってロシア連邦との間でクリミアの帰属に関する協議はあり得ない」と強調した。

同氏はまた、ウクライナは自国の安全保障と領土一体性の問題からだけでなく、被占領下に自国民が暮らし、迫害されていることからも、自国領土を脱占領(占領から解放)しているとする、ゼレンシキー大統領の発言を引用した。

そして同氏は、「私たちは常に人々の帰還について話している。私たちは、領土だけでなく、人々のためにも戦っている。クリミア・タタール人とその他の先住民にとって安定の中の生活、発展、存在のための唯一の可能性となるのが、脱占領とクリミア半島のウクライナ国旗の下への回帰なのだ」と強調した。

さらに同氏は、ウクライナが2021年に立ち上げた「クリミア・プラットフォーム」は様々なレベルで60か国以上の国から参加者がおり、今も様々なレベルで活発に活動していると伝えた。その際同氏は、昨年は同プラットフォームにラテンアメリカや湾岸地域などの国々が複数加わったとし、プラットフォームは非常に重要な活動分野だと指摘した。

そして同氏は、現在今年の8月23日に開催される政府レベルのサミットと、日程は未定だが、ラトビアで開催される議会レベルの会合の準備が活発に行われていると伝えた。

なお「クリミア・プラットフォーム」とは、2021年8月23日からウクライナが主導する、クリミア占領へ国際社会が効果的に対応することを目的とした新しい協議・調整フォーマットのこと。立ち上げ会合では、クリミアに関する国際政治の基本的立場を記した共同宣言「クリミア・プラットフォーム宣言」が採択されている


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