クリントン元米大統領、ウクライナへの核兵器放棄の説得を後悔

クリントン元米大統領、ウクライナへの核兵器放棄の説得を後悔

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ビル・クリントン元米大統領は、自身が大統領の時にウクライナに核兵器を放棄するよう説得したことへの後悔を口にし、もしウクライナが核兵器を保有していたら、ロシアがウクライナに侵攻することはなかっただろうと発言した。

クリントン氏がアイルランドのRTE放送局へのインタビュー時に発言した

クリントン氏は、「私が彼ら(編集注:ウクライナ)に核兵器を放棄することに同意させたのであり、私は個人的関与を感じている。そして、もしウクライナがその武器をまだ保有していた場合にも、ロシアがあの芸当(編集注:ウクライナ侵略)をしてみせただろうとは、彼らの誰も思っていないのだ」と発言した。

またクリントン氏は、エリツィン元ロシア大統領の署名した合意をプーチン氏が守ることはないだろうことは理解していたと発言し、「プーチン大統領にとって都合が良くなった時に、彼はそれを侵害し、最初にクリミアを奪った。そして、私は、そのことを恐ろしく感じている。なぜなら、ウクライナは非常に重要な国だからだ」と指摘した。

さらに同氏は、ウクライナへの西側のサポートは揺るぎなく続けるべきだと強調した。

なお、1994年12月5日、ブダペストにおいて、ウクライナ、アメリカ、ロシア、イギリスが安全の保証に関する覚書、いわゆる「ブダペスト覚書」に署名していた。ブダペスト覚書は、ウクライナ国内法「1968年7月1日付核兵器不拡散条約へのウクライナの加盟」が採択されたことに関連して、署名されたもの。ブダペスト覚書署名国は、「ウクライナの独立、主権、現存国境を尊重する」こと、「ウクライナに対して、今後一切の武器を使用しない」こと、「ウクライナの政策に影響を及ぼすことを目的とした経済的圧力を控える」ことが義務づけられていた。


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