「ウクライナへのNATOの扉は開いている」=NATO事務総長

「ウクライナへのNATOの扉は開いている」=NATO事務総長

ウクルインフォルム
NATO加盟国は、ウクライナを同同盟の潜在的加盟国として認めており、同国がNATOスタンダードへ近づけるように諸改革への支援を行なっている。それら改革の達成が、NATO加盟の前提条件である。

9日、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長がブリュッセルを訪問したデニス・シュミハリ・ウクライナ首相との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ストルテンベルグ事務総長は、「NATOの扉は今も開かれている。私たちは、ウクライナのような国々と仕事をし続けている。ウクライナは、NATO加盟候補国として認められており、同盟国は同国の加盟に向けた努力を支援し、サポートしている。NATO2030拡大政策プロジェクトは、そのような方向性の一つとなる。今年年末に会合を開くNATO加盟国首脳たちは、NATOの扉を開けておく政策についての決定を議論し、採択することになる」と指摘した。

事務総長は、2008年のNATOブカレスト首脳会談時に、NATO同盟国がウクライナにNATO加盟権を与えることを決定したのだと喚起し、その決定は、その後同盟国が採択したあらゆる決定の中に入っていると指摘した。

事務総長は同時に、「主な注意は、現在改革に集中されるべきだ。私は、(ウクライナ)首相による、ウクライナが改革を継続していること、国防と軍に対して民主的コントロールがあること、汚職との闘い、法の支配や民主機構の強化の努力を続けていることに関する情報を歓迎している。それは、NATOとは無関係にウクライナにとって良いことである。しかし、補足的には、ウクライナが改革を成功裏に実施すればするほど、ウクライナはNATOスタンダードへ接近し、(NATO)加盟に近くのだ」と強調した。

事務総長は、「冷戦終結から現在まで、私たちは、NATO加盟国を約2倍にした。90年代初頭には私たちは16か国だったが、現在は30か国だ」と述べつつ、NATO拡大政策は、法の支配、個人の自由、民主主義といった基本的価値の欧州における拡大させた、成功した政策であったと指摘した。

なお、9日、シュミハリ首相は、ブリュッセルへの実務訪問を開始した。同日、首相はストルテンベルグNATO事務総長の他、シャルル・ミシェル欧州理事会議長と会談している。

写真:NATO


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