ゼレンシキー大統領、ドゥダ・ポーランド大統領とブリュッセルにて会談

ゼレンシキー大統領、ドゥダ・ポーランド大統領とブリュッセルにて会談

ウクルインフォルム
4日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、自身初外遊となるブリュッセルへの公式訪問の際に、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領と会談した。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、ドゥダ大統領との会談に関し、「私たちの国家は、共通の過去を有しているだけでなく、私は確信があるのだが、共通の欧州的未来もゆうしている。今回の最初の会談がポーランド史にとってでなく、欧州全体にとって意義ある日に行われたことは偶然ではなかろう。ちょうど30年前、1989年6月4日にポーランドで行われた選挙が、共産体制の崩壊の道を開き、地域の諸国家の独立再生を促進したのである」と強調した。

同大統領は、ポーランドは、ウクライナにとって欧州連合(EU)内の古くからの献身的な友人であり、ウクライナの欧州的展望を堅固に支持し、国際社会でウクライナの主権と領土一体性を一貫して守ってきてくれた国だと指摘した。

ゼレンシキー大統領は、「私たちの国の人々は、現在国連安保理非常任理事国であるポーランドの活動と断固としたサポートを高く評価している。私は、私たちが今後も友の肩を頼り、多面的連携フォーマットでの実りある協力に期待できるということにつき、ドゥダ大統領に心から感謝している」と発言した。

ゼレンシキー大統領は、ウクライナ・ポーランド関係は二国間関係のみならず、欧州レベルにおいても戦略的意味を持っていることは、極めて重要であると指摘した。同大統領は、ウクライナは、ポーランドがEUにてウクライナの利益を日々擁護してくれていること、ウクライナとEUやNATOの関係における野心的議題を推進してくれていることに深く感謝していると伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「ウクライナとポーランドは、欧州の将来にとっての外政・安全保障の重要議題にとって共通の視点を有している。中央・東ヨーロッパの2大国家である私たちは、欧州大陸において私たちの強力な声が届くよう、団結を維持しなければならない。私たちは、ロシアが欧州全体に対してもたらしている脅威の深遠さについて共通理解を有しているのであり、ウクライナが侵略と闘う中でEUがウクライナと団結・連帯し続けるよう、私たちは共闘していく」と強調した。

ゼレンシキー大統領は、両国の連帯した努力により、EUやウクライナの選挙プロセスに介入しようとするロシアの試みに対して、EUを積極的な抵抗に関与させることができたことを指摘した。同大統領は、両国のその他の重要な連携として、エネルギー安全保障を挙げ、ウクライナのガス輸送システムの役割維持とノルド・ストリーム2建設への抵抗を指摘した。

ゼレンシキー大統領は、ウクライナ・ポーランドの歴史問題についても触れ、「ウクライナ・ポーランド戦略パートナーシップの議題において、私は、ウクライナ・ポーランド連携の歴史における困難な時期に関するテーマにつき、若いプロセスを受け入れる準備があり、一方が一方を支配するやり方は受け入れないつもりである。私たちは、この問題を議論したし、今後の行動のアルゴリズムを定めた」と強調した。

また、ゼレンシキー大統領は、ドゥダ大統領からワルシャワへの招待を受けたとし謝意を表明した。

ドゥダ大統領は、ゼレンシキー大統領に対して、ポーランドがウクライナの親欧州路線を変わらず支持していくことを明言した。

ドゥダ大統領は、「私は今日、ゼレンシキー大統領と握手を交わし、新たな関係を始められたことを嬉しく思っている。両国国民の共通の幸福のため、私たちに多くのことができることを、私は期待している。ゼレンシキー大統領に対して、ポーランドはウクライナの親欧州、欧州大西洋願望を常に支持していることを明言する。私たちにとって、その問題は、極めて重要なのである」と発言した。

ドゥダ大統領は、ウクライナの領土一体性・主権回復の努力、ドンバス被占領地の解放とクリミア脱占領化を支持していると強調した。

同大統領は、ポーランドにとってウクライナは良き隣人であり、相互互恵の最善の関係を築いていると指摘した。また、同大統領は、ポーランド国内には、ウクライナ国民が多く暮らしており、両国貿易は非常によく発展しているが、大国ウクライナに巨大な潜在力があることを考えれば、両国関係は改善の余地がまだあると主張した。

ドゥダ大統領は、両国歴史問題につき、「私たちは、重要かつ困難な歴史問題についても話した。私は、ポーランドとウクライナの大統領により設置された専門家グループが、問題となっている時期の研究に積極的に参加できると考えている。私たちは、私たちの国の間で和解と積極的協力が進むことを期待している。それは、ウクライナ大統領にとっても必要なことである」と発言した。

ドゥダ大統領は、ゼレンシキー大統領が9月1日の第二次世界大戦開始から80年経過に合わせてワルシャワにて行われる行事への招待を受け取ったと強調した。

これまでの報道にあるように、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、初外遊として6月4、5日、ブリュッセルを訪問している。


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