ロシアへの圧力を緩めないことが重要=EU欧州委員、対露石油制裁にコメント
ウクルインフォルム
中東での情勢激化を受けて、石油の供給網が乱れていることを理由に、ロシアのエネルギー部門に対する制裁を緩和すべきだとの一部の主張が出ている中、欧州連合(EU)のドンブロフスキス上級副委員長兼欧州委員(貿易担当)は9日、侵略国ロシアへの圧力を緩めるべきではないとの見方を示した。
ドンブロフスキス上級副委員長が、ブリュッセルで開催されたユーログループ会合後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ドンブロフスキス氏は、「ロシアへの圧力を緩めず、ロシアが軍事予算を補充するのを助けないことが重要だ」と述べつつ、ロシアが石油や天然ガス価格の高騰という状況から利益を得る可能性があると指摘した。
また同氏は、ロシア産石油の価格上限ルールを遵守し、ロシアの「影の船団」に対する海上輸送サービスの全面禁止へと向かうことによる、制裁路線を維持することの重要性を強調した。
同氏はさらに、同日のユーログループ会合でこの問題に関する米国の立場について議論が行われたことを認めた。その上で、「米国は概ねこのアプローチに同意している」と述べ、インドに与えられたロシア産石油の購入に関する例外は期間と量が限定されており、米国側もそれによって「ロシアの石油収入に実質的な影響が及ぶ」とは予想していないと指摘した。