ロシアは降伏したウクライナ軍人を少なくとも345人処刑=オンブズマン
ルビネツ全権がウクルインフォルムで開催された記者会見時に発言した。
ルビネツ氏は、「全面侵攻開始後、確認されている事実だけでも、動画で降伏のために全てを行ったことが確認されたウクライナ軍人が少なくとも345人殺害・処刑されている。それは、彼らが武器を置き、手を挙げて出てきて、地面に横たわり、戦闘行動を継続しないことを示したことを意味する。ロシアの兵士たちは彼らを調べ、武器が全くないことを確認した…。私たちが記録した事例の中には、完全に服を脱ぐよう要求したケースもある。そしてその後、同様に地面に横たわるよう強制し、至近距離からウクライナ軍人を射殺している」と発言した。
同氏は、降伏した軍人の殺害は戦争犯罪だと強調した。
さらに同氏は、現在までに、ロシアの捕虜となった、あるいは拘束されたウクライナ国民計375名の死亡が確認されており、彼らの遺体がウクライナ側へと返還されていると伝えた。
同氏はその際、「私たちには個別のリストがあり、本日時点でその中に375名の名前がある。これらは、ロシアによって捕虜となった、または拘束された市民として確認されたウクライナの軍人捕虜及び民間人被拘束者である。国際的な確認手段である赤十字国際委員会(ICRC)を通じた確認も含められている。彼らは全員死亡して帰還した。つまり、ロシアは拷問したウクライナ市民375名の遺体を私たちに引き渡したのだ」と発言した。
そして同氏は、ロシアが拷問、屈辱、違法な判決を戦争のツールとするシステムを構築したと述べ、「私たちはそのシステムを『モスクワ条約』と呼んでいる。これは法的用語ではなく、ウクライナ人に対するロシアの待遇の実態を定義したものだ。その『条約』では、保護の代わりに拷問が、医療支援の代わりに苦痛が、司法の代わりに不当判決が、帰還の代わりに数年の監禁あるいあ死がもたらされる」と指摘した。
同氏は加えて、諸機関の協力で、「ウクライナ軍人捕虜及び民間人人質に対して実施された695の拷問形態と、不適切な拘束条件に関する860の事実を記録している。ウクライナ軍人捕虜の95%が、ロシアの刑務所で拷問、体系的な拷問を受けた」と伝えた。拷問には、とりわけ暴行、電気ショックの使用、性的暴力、心理的暴力、犬による威嚇、処刑の模擬が含まれるという。
捕虜に対するロシアの不当判決に関しては、同氏は、2026年5月時点で刑事追訴が行われているウクライナ国民が少なくとも2442名確認されており、そのうち1717名に判決が下されていると伝えた。