ウクライナ反汚職裁判所、移民庁の元副長官に収賄罪で禁錮9年の判決
ウクルインフォルム
ウクライナの政権高官の汚職犯罪の審理に特化した「高等反汚職裁判所」は2日、ウクライナ国家移民庁の元第一副長官に対し、全所有財産の没収を伴う9年の禁錮刑を科した。
特別汚職対策検察(SAP)がフェイスブック・アカウントで発表した。
また判決により、被告は特定の役職に就く権利を3年間剥奪された。
公判前捜査により、2017年6月、当時国家移民庁の副長官であった被告人は、ベトナム国民に対し、1年間のウクライナ一時滞在許可証(最長3年までの延長可能)の発行を提案したことが判明。その見返りに、同氏は1800ドルの不正な利益を要求し、その後受領していたことが明らかになった。
さらに同年8月、同被告は、イラン国民に対し、虚偽の書類によって出身地を偽ることによるウクライナ国籍取得の手続とその後の国籍取得、ウクライナの国外渡航用旅券の取得手続を補償すると提案した。被告はその際、見返りに3万ドルの賄賂を要求していた。
高等反汚職裁判所の裁判官団は、被告をウクライナ刑法第368条第4項(特に大規模な不正利益の要求及び受領)に規定された犯罪を実行したとして、有罪を判決した。
裁判所の判決は、控訴されない場合、言い渡しの日から30日後に法的効力を生じるとのこと。
なお、NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル・ウクライナ」の情報によると、被告は、2019年に国家汚職対策局(NABU)とSAPに収賄容疑を通知されていたジーナ・ピマホヴァ国家移民庁元副長官。