ロシア軍、自爆型無人機でウクライナ各地を攻撃　キーウで負傷者１１名

首都キーウでは４日朝の時点で負傷者が１１人確認されている。国家非常事態庁がテレグラム・チャンネルで報告した。

報告には、「キーウの負傷者数は１１人に上った。内２名が児童だ」と書かれている。また、今回の未明の攻撃を受けて、救助隊は市内スヴャトシンシキー地区、オボロンシキー地区、シェウチェンキウシキー地区で活動しているという。

キーウ市軍行政府は、市内の被害状況につき、テレグラム・チャンネルで以下のとおり報告した。

・オボロンシキー地区：集合住宅の上層階で火災が発生し、屋上部分まで延焼。自動車７台が炎上。落下した無人機の破片が住宅の中庭に落下、幼稚園の建物が破損。

・シェウチェンキウシキー地区：非居住区域で破片の落下と火災が確認。

・スヴャトシンシキー地区：３つの個人住宅が炎上。

露軍のキーウへの無人機攻撃の被害　写真：パウロ・バフムート／ウクルインフォルム

中部チェルカーシ州では、タブレツ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントにて、ロシア軍の無人機攻撃にて州都チェルカーシで住居インフラと倉庫が破損したと報告した。

東部ハルキウ州の被害について、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、過去２４時間で州内では４つの自治体とクプヤンシクが敵の攻撃を受けたと伝えた。とりわけ、ボロヴァ村への砲撃により男性１名が死亡、クプヤンシクでは女性４名が負傷したという。

同州は、滑空爆弾１１弾、非誘導航空ミサイル１８弾、自爆型無人機「シャヘド」９機、未特定無人機８機の攻撃を受けたという。

南部ヘルソン州では、プロクジン州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、敵の無人機攻撃により、数日前に無人機の攻撃を受けたスタニスラウの住民が１名死亡、また３４歳の男性が負傷したと報告した。