ロシア軍、キーウ市集合へ再び砲撃 各地の被害まとめ

ロシア軍、キーウ市集合へ再び砲撃 各地の被害まとめ

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16日朝、ウクライナ首都キーウ(キエフ)市シェウチェンキウシキー地区では、ロシア軍の砲撃と砲弾破片により12階建て集合住宅が損壊した。最新情報では、2名が負傷。また隣接する9階建ての集合住宅にも損壊が生じた。

ウクライナ国家非常事態庁キーウ総局がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、16日6時16分にシェウチェンキウシキー地区の建物損壊の通報があり、消防隊員が駆けつけ作業を始めたと書かれている。住民の負傷者は2名、避難者は35名とのこと。

またデニセンコ内務相顧問は、16日のテレビ出演時に、キーウの状況につき、「昨夜は夜通しで砲撃の戦闘が続き、ウクライナ軍は夜通しで進攻し、キーウに住んでいる人、特に西側に住んでいる人や隣接自治体に住んでいる人は、夜中それを耳にしないわけにはいかなかったであろう。現時点では私が言えることは、総じて、全て問題なく進んでいるということだ。私は的確に述べるが、私たちはかなり多くの軍事機材を破壊し、多くの兵員を殲滅した。さらなる詳細な情報は参謀本部が後ほど公開する」と発言した。

同時に同氏は、16日朝6時頃、ロシア占領軍は再びキーウ市を砲撃したと述べ、「防空システムは機能し、少なくともミサイル一つは撃墜した…」とコメントした。

東部ドネツィク州のキリレンコ州軍行政府長官は、15日、同州ではロシア軍が4名の住民を殺害したと報告した。また、マリウポリとヴォルノヴァハの犠牲者数は今のところ確認できないと指摘した。

検事総局は15日、チェルニヒウ州のモフナティン村にて14日、ロシア軍が3名の地元の若者を銃撃し、内2名(17歳、19歳)が死亡したとし、刑事捜査が開始されたと報告した

また、検事総局は、ウクライナ国民に対して、ロシア軍の戦争犯罪の目撃者となった場合には、記録して、特設通報サイトにて報告して欲しいと伝えた。

南部ザポリッジャ州では、スタルフ州軍行政府長官が16日、ロシア軍がザポリッジャ市で初めて民間施設を爆撃したと伝えた。スタルフ氏は、「ザポリッジャにて初めて民間施設が爆撃を受けた。ミサイルは第2ザポリッジャ鉄道駅地区へ着弾。最新情報では、死者は出ていない」と伝えた。また、もう一発のミサイルは植物園方面に着弾したという。

南部オデーサ州では、ブラトチューク・オデーサ州軍行政府長官が16日、ロシア軍はオデーサ州内の防空システムを見つけるために活動していると指摘した。ブラトチューク氏は、「前日、敵が私たちの防空システムを摘発する試みを行った。敵は、それを見つけて破壊するために活動している。現在、あり得る上陸準備が進んでいる」と伝えた。同氏は、ロシア軍の艦船は黒海から出て行っていないとし、現在旋回したり、兵力を再編したり、心理的圧力をかけたりしていると指摘した。また、オデーサ州へのミサイル攻撃の可能性が引き続き高いと指摘した。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略が続いている。


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