独フランクフルト空港 キーウを独語・英語で正式表記に変更
13日、アッラ・ポリョーヴァ駐フランクフルト・ウクライナ総領事がツイッター・アカウントで伝えた。
総領事は、「競争してるとは思わないでね(ただし、良い競争は決して悪くないけれど)。フランクフルト、ありがとう!ダンケ、フランクフルト空港!」と書き込んだ。
同総領事が掲載した写真・画像によれば、同空港におけるキーウの英語表記はKyiv、ドイツ語表記はKyjiwとなっている。
#KyjiwkeinKiew #KyivNotKiev #CorrectUA@correctua @FraportAG
— Alla Polyova (@alla_polyova) 13 травня 2019 р.
Не подумайте, що у нас змагання (хоча хороша конкуренція нікому не заважала))). Франкфурт, дякую! Danke, Frankfurt! Danke, @FraportAG! pic.twitter.com/1EuZ4spoPS
なお、既に報じられたとおり、同日、ミュンヘン国際空港でも、同様に英語とドイツ語にて、キーウの表記がウクライナ語由来のものに変更されている。
#CorrectUAキャンペーンとは、ウクライナ外務省が2018年10月に開始したもの。外務省は、諸外国の機関・企業に、ウクライナの都市名をロシア語由来のものから、現在の正式なウクライナ語由来のKyiv(キーウ)、Odesa(オデーサ)、Kharkiv(ハルキウ)、Lviv(リヴィウ)、Zaporizhzhia(ザポリッジャ)へ変更するよう呼びかけている。キャンペーンには、ハッシュタグ#KyivNotKiev(キーウはキエフじゃないの意)が用いられている。
ウクライナがソ連の構成国であった際、英語圏の報道機関は、ウクライナの首都名をロシア語の発音から転写し「Kiev」と表記していた。ウクライナ政権は、現在、ウクライナ語の発音を基本とした「Kyiv」と表記することを主張している。