コンスタンティノープル教会大司教:教会法の観点では、ウクライナにモスクワ聖庁はもはや存在しない

コンスタンティノープル教会大司教:教会法の観点では、ウクライナにモスクワ聖庁はもはや存在しない

ウクルインフォルム
コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、10月11日にロシア正教会のウクライナへの管轄権を無効化したのであり、つまり、現在、教会法上はウクライナにはモスクワ聖庁はもはや存在しないことになる。

コンスタンティノープル総主教庁の大司教であり、世界正教会会議におけるコンスタンティノープル総主教庁の代表であり、またウクライナ問題を扱う神学博士でもある、テリミスキー・ヨヴ(ゲチャ)大司教が、BBCウクライナ語版へのインタビューで述べた。

大司教は、「非常に重要なことは、10月11日に聖会議が1686年の文書を無効化したことです。教会法の観点では、これは、現在ウクライナにはモスクワ聖庁の教会はもはや存在しないということを意味します」と強調した。

同大司教はまた、ウクライナの全ての大司教は今回の聖会議の決定により実質上コンスタンティノープルの宝座の大司教となっており、現在、彼らは「ウクライナ正教会独立付与に関して、今後の機能と在り方に関するコンスタンティノープル総主教庁の命令を指示を待たなければなりません」と説明した。

また、同大司教は、「コンスタンティノープル総主教は、自らの代理をウクライナに派遣し、代理達は彼の代表者として活動しており、彼らは必要に応じて、何がどうあるべきかにつき、指示・命令を出さなくてはなりません」と述べた。

それがいつになるのかという質問に対して、大司教は、「それは総主教が、時が訪れたと考える時です」と答えた。

同時に、テリミスキー大司教は、統一会議が実施され、ウクライナへトモス(編集注:正教会の公布文書)が付与された後も、「モスクワは基本的に何も失わない」と強調し、「なぜなら、これまでウクライナ正教会モスクワ聖庁の中で存在してきた組織は、そもそも実質的に独立した組織だったからです。他方、(今回)コンスタンティノープル総主教庁が独立を認めたウクライナ正教会は、今後その他の独立教会との繋がりを得ていくことになります」と発言した。

これに関連し、大司教は、「ウクライナ正教会モスクワ聖庁の大司教にとって、モスクワの宝座との繋がりの下に残り続けることが、なぜ必要なのか」不明であると指摘した。

さらに、大司教は、ロシア正教会が「賢明になり、コンスタンティノープル宝座へと回帰する」ことへの期待を表明し、その理由として、コンスタンティノープル宝座はロシアの正教会との関係を断絶したいとは思っていないからだと説明した。

その上で、大司教は、「しかし、このような状況が長く続くようであれば、もちろん、コンスタンティノープル宝座は全地正教会の最初の宝座として、何かしらの方策を取らざるを得なくなります。教会の一体性を確保するために、何かしらの決定を下さなければならなくなるのです」と指摘した。

10月11日、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ウクライナ正教会への独立に関するトモス付与の決定を下した。現在、キーウにおいて、ウクライナ正教会キーウ聖庁、同教会自治独立派、同教会モスクワ聖庁の聖職者による会議が招集されることになっている。同会議では、コンスタンティノープル総主教庁に対して、トモス要請がなされることになる。会議は、諸教会の統一を行い、統一されたウクライナ正教会が創設され、同正教会の総主教が選出されることになる。

10月15日、ミンスク(ベラルーシ)で開催されたロシア正教会会合は、コンスタンティノープル総主教庁がウクライナ統一教会に独立を近々付与する決定を採択したことを受けて、同総主教庁との教会対話を断絶する決定を採択した。

さらに、ロシア正教会は、各教会に対する脅しを試みており、とりわけ、エルサレム総主教庁がコンスタンティノープル総主教庁によるウクライナ聖教会独立の決定を支持する場合には、聖墳墓教会での聖体礼儀を停止するつもりであると発表している。


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