ウクライナはロシアからクリミアの足場を奪っている=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が「クリミア・タタール民族旗の日」に際したメッセージをXアカウントに書き込んだ。
ゼレンシキーは、「今日、地球上の誰一人として、私たちがクリミアのために戦っていないとか、私たちがクリミアのことを忘れたなどとは言わない。ウクライナが自らの全ての大地、自らの全ての人々を覚えており、国家全体とその不可分の全ての部分にとっての正義のために実際に戦っていることを、一日一日が証明している」と書き込んだ。
また同氏は、ロシアがウクライナに自らの戦争を持ち込んだのであり、その始まりがクリミアであったと強調した(編集注:ロシア・ウクライナ戦争は、2014年にロシアがクリミアへ武力侵攻、占領したことで始まった)。
そして同氏は、「そして今、私たちの活動、すなわちロシア占領者に対する中射程制裁、私たちの長距離制裁計画、そして侵略国へのその他あらゆる形態の圧力により、私たちはロシアに戦争を終結させ、正義を回復させるために、あらゆることを行っている。そして、正義を保証するという私たちのこの政策の中心にあるのが、正にクリミアなのだ」と発言した。
同氏は、ロシアがクリミアをウクライナの他の地域や他の国々に対する侵略作戦の「足場」へと変えたと述べた。同時に同氏は、ロシアは長年自らの戦争を「正常化」させようとしてきたとし、ウクライナや欧州や世界に対し、侵略は阻止できない、正義は回復できないかのような考えに慣れさせようと試みてきたと説明した。
そして同氏は、これに対して、「今日、ウクライナはロシアからこの足場を奪っており、戦争を『正常化』しようとするロシアの試みに終止符を打っている。そして、私たちがこれを行う時、ウクライナにとっての正義とは、クリミア・タタール民族にとっても正義を意味することを私たちは覚えている。(編集注:1944年のソ連による)追放と数十年に及ぶ虐待を経験することを余儀なくされた民族だ。故郷に戻ることができたものの、その家をロシア人によって再び奪われそうになった民族だ。自らの生命力を維持し、私たちの社会の不可分の一部である民族だ」と強調した。
加えて同氏は、国家が金色のタムハが付いた水色の旗、クリミア・タタール民族を統べる誇り高き旗を称える今日という日に、「ウクライナは自分のため、自分たちの全ての大地のために戦っており、自分と自分の全ての人々、ウクライナ全体と私たちのクリミアが故郷である一人一人にとっての正義を守っていることを、私たちは確実なものとする」と表明した。
同氏はその上で、「私たちはロシアの侵略を止めなければならない。現在ロシアに拘束されている全ての人々を解放しなければならない。私たちの国家全体、私たちの全ての人々に安全と信頼できる平和を保証しなければならない」と主張した。
写真:大統領府