ハンガリー「代表団」がウクライナで何をしているのか知らない=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ハンガリーの政府関係者グループが石油パイプライン「ドルジュバ」の稼働再開交渉のためだと主張してウクライナに入国していることについて、ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、彼らが国内で何をしているのか承知していないとコメントした。
ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したクロックナー独連邦議会議長との会談の前に、ウクルインフォルムの記者の質問に答える形で発言した。
ゼレンシキー氏は、「その『代表団』はここで何をしているのか? 私は把握していない。外務省からは、人々が到着した、と聞いている。彼らはそれを『私的な渡航』と形容している」と述べた。
これに先立ち、ハンガリー政府のコヴァチ報道官が同日、同国エネルギー省のチェペク事務次官率いるハンガリー「代表団」がキーウへ向かい、石油パイプライン「ドルジュバ」の稼働再開に向けた交渉を行う予定であると発表していた。
他方、ウクライナ外務省のティーヒー報道官は同日、このハンガリーの一団はウクライナ国内において公的な地位を持っておらず、公式な会談の予定もないため、彼らを「代表団」と呼ぶのは不正確だとの見解を表明した。ティーヒー報道官はその際、このハンガリー人のグループは、全てのシェンゲン協定加盟国の国民に適用される一般的な規則に基づき、査証免除制度を利用してウクライナに入国したと述べ、シェンゲン圏の国から観光目的であれば、誰でも同様にウクライナへ入国できると補足した。
なお、これに先立ち、ハンガリーのオルバーン首相は、ゼレンシキー宇大統領に宛てた公開書簡の中で、「ドルジュバ」パイプラインの即時再開を求めていた。
コスタ欧州理事会議長とゼレンシキー大統領は、ロシア軍の攻撃によって損傷した「ドルジュヴァ」パイプラインの修理に要する期間について、ウクライナ側が評価を行うことで合意している。