グテーレス国連事務総長、露宇戦争の早期和平の実現を悲観視

グテーレス国連事務総長、露宇戦争の早期和平の実現を悲観視

ウクルインフォルム
国連のグテーレス事務総長は16日、ロシアの対ウクライナ侵略戦争の終結について、早期進展の見通しはないと発言した。

グテーレス事務総長が国連総会のハイレベルウィーク開始に先立つ記者会見時に発言した。ウクルインフォルムのニューヨーク特派員が伝えた。

グテーレス氏は、「ウクライナでの和平プロセスにおける短期的な進展については、私は楽観的でない」と述べた。また同氏は、「私たちの立場は非常に明確だ。即時停戦は必要だが、その停戦は国連憲章、国際法、総会決議に基づく解決につながるものでなければならない」と強調した。

さらに同氏は、「現在、両者の立場はかなりの程度相容れない」と指摘し、ロシアの全面侵攻開始以来、ロシアは「停戦というアイデアに強く抵抗しており、同国は包括的な合意が必要だと主張している。私たち皆が、それがどれほど達成困難かを知っている」と述べた。

同氏はその上で、「したがって、私は、私たちがこの戦争の継続を、少なくともしばらくの間、見ていくことになる可能性を恐れている。極めて遺憾だが、それは民間人に甚大な影響を与えており、暴力のレベルは特に劇的だ」と発言した。

何が悲観的な見通しを抱かせているのかという質問に対して、グテーレス氏は、「私が短期的な見通しに楽観的でないのは、両者の立場が非常に、非常に異なっているのを見ているからだ」と答えた。同氏は同時に、「ウクライナは自国の領土一体性を維持するという合法的利益を有しており、また、明白なことに、ロシアはウクライナの大部分を占領することになる何かを行うことを断固として決意している」と説明した。

その他同氏は、約150か国の首脳が国連本部に集まる総会のハイレベル会合は、世界中の全ての紛争について議論する「重要な機会」になると述べた。とりわけ同氏は、ウクライナとロシアの代表団との会談を期待していると伝えた。

なお、9月23日から29日にかけて、ニューヨークにて第80回国連総会が開かれ、約150か国の首脳が出席する。日本の石破首相やウクライナのゼレンシキー大統領も出席の見込み。

米国のルビオ国務長官は、ニューヨークで来週開かれる国連総会の会場にて、トランプ米大統領とゼレンシキー宇大統領が会談する可能性に言及していた


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