「ロシアこそが和平努力を破綻させている」=ゼレンシキー宇大統領、トランプ米大統領の発言にコメント
動画
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、同日トランプ米大統領がロシアのための制裁発動に向けた猶予を10〜12日に短縮する意向を発表したことにつき、制裁は平和のための重要な要素だとコメントした。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて発言した。
ゼレンシキー氏は、「今日、トランプ大統領の極めて重みのある発言があった。ロシアこそが、和平努力を破綻させ、この戦争を長引かせるために全力を尽くしているというのは真実だ。毎晩攻撃し、常にロシアはウクライナを苦しめようとしている」と述べた。
また同氏は、平和は可能だが、そのためには強力かつ果敢に行動せねばならないと強調した。
そして同氏は、制裁の重要性を強調し、制裁は平和の実現にとっての重要な要素だとの見方を示した。
そして同氏は、「ロシアは制裁を気にしているし、そういう損失を気にしている。力を通じた平和は可能だ。ウクライナは、いつも通り、米国と最大限生産的に作業する準備があり、この戦争をふさわしく永続的な平和でもって終わらせるためにトランプ大統領と一緒に作業する準備がある」と伝えた。
同時に同氏は、ウクライナの外政チームで、米国との充実した関係のために働いている全員に対して謝意を伝えた。
これに先立ち、米国のトランプ大統領は28日、ロシアのプーチン氏に「非常に失望している」と述べ、同氏と会ったり、話したりすることにはもうあまり興味がないとした上で、ロシアに対する和平合意締結猶予を10〜12日に短縮すると発言していた。