側近職の任命より戦争の終結の方が優先課題=ゼレンシキー宇大統領

側近職の任命より戦争の終結の方が優先課題=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、現在新しい大統領府長官の任命よりも、露宇戦争の終結と和平計画の策定が優先的な課題だと発言した。

ゼレンシキー大統領が記者とのやりとりの中で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私はいくつかの協議を行った。いくつか運営面の詳細がある。誰が、どの機関の者が任命され得るか、その時そこ(編集注:任命されることでその人物が抜けた組織)の構造はどう機能していくことになるか。閣僚会議(内閣)に今いる候補者について話すと、今のところ、空席となっている閣僚、エネルギー相と司法相の任命をどうするか、という問題がそもそもある。思うに、私たちの議員は閣僚会議とともにその空席をできるだけ迅速に埋めるかについて提案すべきだろう。そして、もし私が、例えば、今誰かを現閣僚から抜き取るとすると、彼らは専門家であり、大統領府長官職に適しているかもしれないが、しかし、私は、エネルギー省や司法省同様、彼らのポスト(編集注:現在の閣僚ポストのこと)の候補者を同様に何週間も探していくことになることを恐れているのだ。私は閣僚会議を破壊したくはない。そのため、優先課題は戦争の終結であり、何より米国との私の国際的作業、そして有志連合との作業だ」と発言した。

同氏はまた、和平合意案の策定に集中していると述べた上で、ウクライナ社会において最大級に喫緊の問題の1つが大統領府長官任命問題となっていることへの驚きを示した。

これに先立ち、8日、ゼレンシキー大統領は、次期大統領府長官の候補者は、シュミハリ国防相、フェドロウ副首相、キスリツャ外務第一次官、ブダーノウ情報総局局長、パリサ大統領府副長官だと発言していた。

ゼレンシキー氏は11月28日、自身の側近にあたるアンドリー・イェルマーク大統領府長官を解任していた。

28日朝、ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査・訴追に特化した機関NABUとSAPが、ゼレンシキー宇大統領の側近である、アンドリー・イェルマーク大統領府長官に対する捜索活動を行っていると公表していた。


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