ウクライナのパートナー国は新しい汚職対策機関権限回復法案を支持している=与党議員
ウクルインフォルム
ウクライナの最高会議(国会)与党会派「人民奉仕者党」に所属するクラウチューク議員(人道・情報政策委員会所属)は27日、ウクライナに西側パートナー諸国はゼレンシキー大統領の提出した汚職対策機関「国家汚職対策局(NABU)」と「特別汚職対策検察(SAP)」の権限回復法案を支持する立場をとっていると発言した。
クラウチューク議員がテレビ番組出演時に発言した。
クラウチューク氏は、「私たちはG7の声明をすでに目にした(編集注:G7大使グループのメッセージ)。彼らは、(編集注:ゼレンシキー大統領提出の汚職対策機関独立回復法案の)文言を賞賛しており、国会議員に同法案をできるだけ早く採択するよう呼びかけている。そのため、それを団結した立場だとみなすことができる。また、拡大担当欧州委員や様々な国の首脳が情報提供を受けた。具体的には、ウクライナ大統領とスターマー英首相が話したし、マクロン仏大統領と(メルツ)独首相が電話をかけた。当然ながら、それは私たちの最も親しいパートナーたちからの支持である」と発言した。
さらに同氏は、次は最高会議が7月31日にその決定を下さねばならないと述べた。その際同氏は、「私は、最高会議が、その決定を下し、汚職対策機関の独立と、ロシアのあらゆる影響を不可能とすることを確保する賢明さを見出しすことを疑っていない。それについては、保安庁(SBU)長官も、ゼレンシキー大統領も話していた。法案執筆者として、彼(ゼレンシキー大統領)は、その法案に一定の検査を書き込んだ。当然、(編集注:検査対象は)NABUとSAPだけでなく、あらゆる他の機関もだ」と発言した。