汚職防止問題庁代表ポスト公募、現役検察官を選出

汚職防止問題庁代表ポスト公募、現役検察官を選出

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国家汚職防止問題庁(NAPC)代表ポストの公選を通じて、現在検事総局の活動監査局にて勤務しているオレクサンドル・ノヴィコウ検察官が選出された。

16日、トランスペアレンシー・インターナショナル・ウクライナが伝えた

発表には、「12月16日、NAPC代表選考委員会は、選出された人物の名前を発表した。代表になったのは、検察官のオレクサンドル・ノヴィコウ氏である。現在彼は、検事総局刑事捜査・治安活動時順法監視局にて勤務している」と書かれている。

発表によれば、ノヴィコウ氏は、大学入学に向けて行われる全国試験の結果の改ざん可能性の調査などを行ってきたとのこと。

また、同氏は、2015年時点に、特別汚職対策検察(SAP)長と同第一次長の候補者であったとも書かれている。

トランスペアレンシー・インターナショナルのオレクサンドラ・カリテンカ氏によれば、今後、選考委員会が閣僚会議(内閣)に対して、ノヴィコウ氏のNAPC代表職への任命を提案することになるという。

今回のNAPC代表公選は、本年10月2日に最高会議が採択し、10月18日に発効したNAPC刷新法に従って実施されたもの。同法は、NAPCの構造改変を行い、これまでのNAPCメンバー全員による集団決定採択システムを廃止し、NAPC長官が決定を行うシステムを導入していた。

NAPC長官の選考は、6名の委員からなる選考委員会が行った。同委員6名のうち3名は、ウクライナ政府が選出し、3名は国際ドナー機関が選出されている。

新法による長官の任期は、4年間。再任は禁止。長官は、副長官の任命・解任権限を得る。

NAPC長官の給与は、これまでの約2倍となる(同法発効時点で、7万7400フリヴニャとなる)。


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