米ワシントン・ポスト紙、ウクライナの首都キーウの表記をKievからKyivへ変更
16日、同紙の記者アダム・テイラー氏が自身のツイッター・アカウントに書き込んだ。
テイラー氏は、「ワシントン・ポストは、ウクライナの首都名のスタイルを変え、私たちは今後Kievではなく、Kyivと呼んでいく。新スタイルはすぐに適用される。Kievのスペルは、まだ歴史的文脈や、料理のChiken Kievの名前や文書の引用などで現れるかもしれない…」とツイートした。
Inbox: ”The Washington Post is changing its style on the capital of Ukraine, which we will now render as Kyiv, rather than Kiev, effective immediately... The spelling Kiev may still appear in historical contexts, the dish chicken Kiev and when quoting written material...”
— Adam Taylor (@mradamtaylor) October 16, 2019
これに先立ち、2018年10月、ウクライナ外務省が、「#CorrectUA」と題するキャンペーンを開始し、キーウをはじめとする、ウクライナの主要都市名を、ソ連時代のロシア語からの表記ではなく現在公式に採用されているウクライナ語からの表記を使うよう、諸外国メディア等に勧告していた。
以降、欧州主要空港や、英ガーディアン紙や米AP通信がKievからKyivへの変更を発表しており、また、本年6月には、アメリカ合衆国の地名慣例の決定・管理を行う機関「アメリカ地名委員会」が、Kyivへの変更を採択している。さらに、今月14日には、イギリスの公共放送BBCも、同様の変更を発表していた。