必要な数の防空ミサイルを確保するために全力を尽くさねばならない=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が、ロシアの攻撃により破壊されたキーウ市内ダルニツィキー地区の集合住宅の近くで、記者団とのやりとりの際に発言した。
キーウ・ダルニツィキー地区の破壊現場を視察するゼレンシキー大統領 写真:ヘンナジー・ミンチェンコ/ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は「関連の防衛パッケージが必要だ。私たちにはそのミサイルが必要だ。私たちは最大限押して、交渉を行っている。交渉がまとまり、すでに資金を拠出した国もある。PURL(ウクライナの優先必要品リスト)が機能した国々だ。それとは別に、例えばノルウェーとの合意がある。どこへとは言わないが、200弾のミサイルの代金を支払う用意についてだ。ただし、そのうちの1弾もまだ届いていない」と発言した。
70弾以上の弾道ミサイルを使用した攻撃を迎撃するためにウクライナに十分な「PAC3」ミサイルがあるか、との質問に対し、ゼレンシキー氏は、「私たちにはそれだけの数量はない」と答えた。
また同氏は、ウクライナには巡航ミサイルを撃撃できる様々な防空システムが多数あると述べた。同時に同氏は、「しかし、弾道ミサイルを撃撃できるのは『パトリオット』だけだ」と強調した。
その際、同氏は、欧州の対弾道ミサイル・プログラム開発の重要性を強調し、とりわけ地上防空システム「フレイヤ」を創設する共同プロジェクトに言及した。同氏は、「『フレイヤ』プログラムに関しては、NATO首脳会談の期間中に同プログラムに関する会合が行われるはずであり、その後、『フレイヤ』プログラムに関する首脳会談の日程が判明することになる。現時点では私に日程はないが、私たちはその会合が7月か8月に開催されることを強く望んでいた。そうなると思う」と述べ、本件においては遅滞は許されず、「迅速に動く」必要があると補足した。