ロシアの対ウクライナ戦争、和平見通せず=クビリュス防衛・宇宙担当欧州委員

ロシアの対ウクライナ戦争、和平見通せず=クビリュス防衛・宇宙担当欧州委員

ウクルインフォルム
欧州連合(EU)のクビリュス防衛・宇宙担当欧州委員は16日、ロシアの対ウクライナ戦争において和平の見通しは立っておらず、EUはその軍事力構築においてそのことを考慮しなければならないと発言した。

クビリュス防衛・宇宙担当欧州委員がブリュッセルで開催されたフォーラム・ヨーロッパ「欧州連合強化のためのアイデア」の行事の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

クビリュス委員は、「私たちの独立と欧州の力を構築するにあたり、私たちは、ロシアの対ウクライナ戦争において和平の見通しは立っていないということを理解する必要がある」と述べ、同時にEU自身がロシアの侵略に直面するという「現実的な可能性」を強調した。

また同氏は、安全保障状況の観点から考慮すべきいくつかの数字を挙げた。同氏はその際、「ロシアは自軍に対し、EUの防衛支出の85%に相当する額を費やしている。ロシアは2026年に700万から900万機の無人機を使用する準備ができている。そして、イランでの戦争は、エネルギー価格の上昇だけでなく、射程最大3000キロメートルの弾道ミサイルによる攻撃という形でも私たちに打撃を与える可能性がある」と指摘した。

同氏はまた、ウクライナ、ペルシャ湾諸国、欧州への対ミサイル防衛手段の供給不足に言及し、ルッテNATO事務総長が述べた「欧州は自らのの防空能力を400%増加させる必要がある」という言葉を喚起した。

さらに同氏は、欧州の安全保障におけるウクライナの役割について、「ウクライナは、4年以上にわたる凄惨な戦争の間、私たちを守り続けている。(中略)ウクライナの力だけが、公正な平和への道だ。ウクライナがロシアに勝ち始めたら、そのような平和が訪れるのだ」と強調した。

同氏はその際、ロシアの勝利は欧州にとって2倍のコストを強いることになると指摘し、ウクライナへの支援拡大を求める自身のこれまでの呼びかけを繰り返した。

そして同氏は、「防衛への投資は常に高額だが、投資しないことは常にそれよりはるかに高くつく。そして、私たちの防衛のためにウクライナが必要だ。もしロシアが私たちを攻撃すれば、EU加盟国は2022年当時よりもはるかに強化され、約1000万機の無人機が使える、実戦で鍛えられたロシア軍と対峙することになるのだ。欧州において、NATO加盟国にこれほどの実戦経験を持つ国はない。ウクライナ軍だけだ」と強調した。

同氏はさらに、ウクライナの防衛産業能力を欧州の防衛産業に統合することは、欧州の死活的利益に合致すると述べた。また同氏は、欧州防衛共同体の創設に向けて主導権を握ることで、これをより迅速に行うことができると訴えた。

そして同氏は、「これはウクライナにとって、近い将来の完全なEU加盟に向けた良い一歩となるだろう」との見方を示した。


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