ウクライナの汚職対策機関、摘発した犯罪組織の活動詳細を公表
ウクルインフォルム
ウクライナの政権高官の汚職犯罪の捜査に特化した機関「国家汚職対策局(NABU)」は4日、「カルタゴ」と名付けられた、詐欺コールセンターの活動に関する事件の捜査の一環で、新たな犯罪組織を摘発したと発表した。
NABUがテレグラム・チャンネルにて事件内容を説明する動画とともに報告した。
NABUと特別汚職対策検察(SAP)は「詐欺コールセンターとその他の違法なビジネスの障害のない活動のため、法執行機関の高官たちへの体系的な不当利益の提供を組織した犯罪組織を摘発した」と伝えた。
捜査情報によれば、首謀者は過去に繰り返し有罪判決を受けた人物であり、この人物は犯罪活動に保安庁(SBU)、検事総局、国家警察の現職高官、犯罪社会の代表者を巻き込んだのだという。
法執行機関関係者たちによる保護を受けた上で、犯罪組織の参加者たちは、ウクライナ国民や外国人をだます詐欺コールセンターの活動、薬物販売、偽造タバコ、偽造外貨の違法製造を実施していたという。
さらにNABUは、犯罪組織の利益のために、襲撃、拉致、身体的危害も計画されていたと伝えた。
NABUは、同団体には少なくとも12人が関与していたと報告した。
これに先立ち、NABUとSAPは4日、詐欺コールセンターやその他の違法ビジネスの活動をのために、治安機関の高官へ不正な賄賂を提供するスキームを摘発したと発表していた。
また同日朝、NABUは、SBUの高官が武器の使用の可能性で脅迫し、NABU捜査官による家宅捜索場所への立ち入りを妨害していると発表していた。またNABUは、捜索場所にSBUの特殊部隊が到着したと伝えていた。
写真:NABU