ロシアは中東の米軍基地に関する衛星データをイランに提供=ウクライナ情報機関
ウクルインフォルム
ウクライナの情報機関は、ロシアが3月下旬の少なくとも24回にわたる自国衛星を使った領土調査の際に撮影された、中東11か国の軍事施設及び重要地点の画像をイランに提供したことを把握している。
提供されたのは数十枚の詳細な画像であり、米軍基地、空港、油田をはじめ、46の施設が写っているという。ウクライナの情報機関がウクルインフォルムに伝えた。
情報機関のデータによれば、これらの施設は、ロシアの衛星調査から数日後にイランの弾道ミサイルや無人機の標的となっていたという。
なお、ロイターもまた7日、欧米の情報機関が同地域におけるロシア衛星の集中的な活動を報じている。ロイターの関係者によれば、ロシア衛星による9回の調査はサウジアラビアの一部を対象としており、そのうち5回は、米国製のTHAADの要素を発見するために、ハファル・アル・バティン近郊のキング・ハリド軍事都市の上空で行われたという。
ロイターの記事には、トルコ、ヨルダン、クウェート、アラブ首長国連邦の地域もロシアの衛星観測の対象に2度選ばれており、さらにイスラエル、カタール、イラク、バーレーンの自治体、ディエゴガルシア海軍基地も1回対象となっているという。
さらに、ウクライナの情報機関とロイターの西側軍事関係者の情報によれば、ロシアはサイバー分野でもイランに支援を提供しているという。イラン配下のハッカー集団は、2月末からペルシャ湾の重要なインフラ企業や通信企業を攻撃しているとのこと。ロシアのハッカー集団「Z-Pentest Alliance」、「NoName057(16)」、「DDoSia Project」は、テレグラムを通じてイランのハッカー集団「Handala Hack」と連携しているという。