ロシア軍、宇東部ドネツィク州へのミサイル攻撃継続 民家人7名死亡=各地情勢

ロシア軍、宇東部ドネツィク州へのミサイル攻撃継続 民家人7名死亡=各地情勢

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ウクライナへの侵略を続けるロシア連邦軍は、ウクライナ東部ドネツィク州の各地をミサイルで攻撃を続け、穀物倉庫、文化会館、スポーツ施設、民家などに着弾した。同州では、過去24時間で民間人が7名亡くなっている。

8日、キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで報告した

キリレンコ氏は、「本日未明は、クラホヴェからソレダールにいたるまで前線の多くの地点で不穏だった」と書き込んだ。

同氏は、ロシア軍はクラホヴェに対してミサイル攻撃を行い、民間家屋や道路に着弾したと伝えた。また、アウジーウカの旧市街には夜間単発の飛来があり、また朝には市の中心部に大規模な榴弾砲砲撃があったという。コスチャンティニウカ共同体では、穀物倉庫が敵の砲撃を受けたとあり、被害の規模が調べられていると伝えられた。

さらに、同氏は、バフムート地区では、これまで同様、バフムート共同体、ソレダール共同体、スヴィトロダルシク共同体にて多くの攻撃があったと伝えた。とりわけ、バフムートでは、敵の砲弾が文化会館に着弾し、火災が発生したという。

夜間、ソレダールでは、敵砲撃でスポーツ施設が破損。また、パラスコヴィウカでは民間家屋が損傷したと伝えられた。

スヴィトロダルシク共同体では、オドラジウカとマヨルシクが砲撃を受けたとのこと。

キリレンコ氏は、過去24時間でドネツィク州では民間人が7名が死亡(スロヴヤンシク3名、マルインカ2名、ハリツィニウカ1名、ヴォージャネ1名)、2名が負傷したと伝えた

スロヴヤンシクの集合住宅の被害 動画:国家非常事態庁ドネツィク州総局

ドネツィク州での露軍のクラスター弾使用の被害 写真:国家警察

東部ハルキウ州の州検察は、テレグラム・チャンネルにて、8日朝のロシア軍による多連装ロケットシステム「ウラガン」によるハルキウ市砲撃の被害を報告した。

検察は、「9月8日朝10時頃、ロシア軍は、ハルキウ市インドゥトリアリニー地区とネミシュリャンシキー地区の住宅街を砲撃。複数の建物、学校、行政庁舎、産業施設が損傷した。21歳と65際の男性が死亡、さらに4名が負傷した」と伝えた。

その他、各地軍行政府の8日8時時点の情報をもとにした報告書の概要以下のとおり。

ザポリッジャ州(南部):8日夜間、敵のミサイルを防空システムが撃墜。犠牲者・破壊なし。ロシア軍の多連装ロケットシステム「グラート」による砲撃でポロヒ地区マラ・トクマチュカ村で住民が3名死亡、5名負傷。

ポルタヴァ州(中部):7日22時頃、クレメンチューク地区にて防空システムが稼働。

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は、夜間ニコポリ地区を4回攻撃。ニコポリ市では、民間家屋11件、経済施設、太陽光発電パネル、学校が損傷。マルハネツ共同体では、企業が損傷。犠牲者なし。

ニコポリ地区の被害 写真:レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官

ハルキウ州(東部):ロシア軍は、過去24時間でハルキウ市のインフラを5発のミサイルで攻撃。8日未明、同市ホロドノヒルシキー地区とサルチウシキー地区を攻撃。暫定情報では、S-300によるミサイル。重要インフラ施設と製造業施設が損傷。犠牲者なし。州内では、ハルキウ地区、イジューム地区、チュフイウ地区、ボホドゥヒウ地区が攻撃を受けた。8日未明、ロシア軍のハルキウ地区デルハチ共同体への砲撃で住民2名が負傷。さらに、過去24時間で、病院へハルキウ地区で1名、チュフイウ地区で2名、イジューム地区で3名(内1名2歳の児童)が搬送された。

ルハンシク州(東部):過去24時間、敵はバフムート方面へ向けて防衛突破を試みた。8日未明、ウクライナ側地点に対して、榴弾砲砲撃13回。迫撃砲砲撃4回。1度敵は多連装ロケットシステムを使用した。

ミコライウ州(南部):7日、クツルブ共同体に敵の砲撃あり、結果開けた場所で乾燥した草が炎上。またペルヴォマイシケ共同体へも砲撃あり、5軒以上の民家が部分的に破壊、犠牲者なし。7日、ロシア軍はシローケを砲撃、農業倉庫と農業企業建物に着弾。犠牲者なし。ベレズネフヴァテ共同体と周辺自治体への敵の砲撃が続く。過去24時間、ベレズネフヴァテ周辺、ヴィスンシク、セメニウカ、チェルヴォニー・ヤルへの砲撃あり。

ヘルソン州(南部):状況は引き続き困難、活発な戦闘行為が続く。昼夜、繰り返し空襲警報が発令されていた。解放された自治体は、恒常的な敵の砲撃を受けている。敵はホラ・プリスタン地区にて、橋の代わりとなる舟橋を用意しようとしていたが、機材・人員ともに殲滅された。カホウカ橋への砲撃支配により、ロシア軍は橋の修理作業ができていない。

その他の地域は相対的に平穏だった。


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