ロシア軍、ウクライナ北部・東部の学校を破壊=各地情勢
ロシア軍撤退後もロシア領からの越境砲撃の続くスーミ州では、16日朝のエスマン共同体への砲撃により学校と農業企業が破壊された。
ロシア軍撤退後もロシア領からの越境砲撃の続くスーミ州では、16日朝のエスマン共同体への砲撃により学校と農業企業が破壊された。
2022年7月16日
欧州委員会は15日、「継続と統合のパッケージ」と呼ぶ新たな対露制裁方策を提案した。同制裁は採択されれば、ロシアの対ウクライナ全面的侵略開始以降すでにロシアに対して科されているEUの制裁の効率を高め、またそれら制裁の効果をさらに6か月間延長することになるという。
ウクライナのレズニコウ国防相は、ゼレンシキー宇大統領は参謀本部に対して、2014年以降占領されていた領土(クリミアやドンバス地方一部地域)を含む、ウクライナの全領土の脱占領計画の準備を命令していると発言した。
ウクライナのモトゥジャニク国防報道官は15日、ロシア軍のウクライナへの攻撃の約70%が民間施設に着弾していると発言した。
ウクライナへの侵略を続けるロシア連邦軍は、15日から16日朝にかけて、ドニプロ、オデーサ、ニコポリ、チュフイウなどへの攻撃を続けており、各地で民間人に死傷者が出ている。
ウクライナのクレーバ外相は15日、アブドラヒアン・イラン外相と電話会談を行った際、ロシアは誰からもどんな軍事支援も受け取るべきではないと伝えた。
2022年7月15日
ウクライナ国防省は15日、米下院が採択した2023会計年度米国防予算の大枠を決める「国防権限法案」に、ウクライナ軍パイロットの訓練用支出が含まれていると伝えた。
ウクライナのレズニコウ国防相は、同国はパートナー国から提供された高精度武器をロシア領内の軍事目標物への攻撃には使用しないという義務を負っていると発言した。
ウクライナのレズニコウ国防相は、現在国際パートナーからウクライナへの現代的な戦車と航空機の提供に向けて作業しているが、まだその決定は下されていないと発言した。
ロシアにより被占領下にある東部ルハンシク州カジーウカにて、ロシア侵略軍の弾薬庫が炎上した。
マクロン仏大統領は、ロシアがウクライナに対して開始した戦争はまだ続いていくとし、戦闘は夏から初秋にかけて、「非常に厳しくなる」との見方を示した。
ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は15日朝、ウクライナ南部ミコライウの2つの大学にミサイル攻撃を行った。
14日のロシア軍のウクライナ中部ヴィンニツャへのミサイル攻撃による犠牲者数は、死者23人、病院への搬送者71人に上った。
ウクライナのオレーナ・ゼレンシカ大統領夫人は、ウクライナ軍には4万2000人の女性軍人がおり、その内1000人は指揮官ポストに就いていると伝えた。
2022年7月14日
14日のロシア軍によるウクライナ中部ヴィンニツャ市中心部へのミサイル攻撃の死者数は、22人に上った。
ウクライナの特殊作戦軍部隊「アゾフ・ハルキウ」は13日、ウクライナ東部ハルキウ州ヴォウチャンシク地区のロシアとの国境に近いヴァルヴァリウカ村にて、ロシア軍の戦車、装甲車を破壊し、37人の侵略軍兵士を殲滅したと報告した。
14日、ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は、ウクライナ中部ヴィンニツャへとミサイル攻撃を行った。これにより、児童1名を含む、民間人12名の死亡が確認されている。
13日、ロシア軍は、ウクライナ南部のザポリッジャ州州都ザポリッジャに対して、ミサイル攻撃を行い、民間人14名が負傷した。
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、ロシア軍が占領するウクライナ南部クリミアとロシア領を繋ぐクリミア橋を大量の防空システムで守っていると発言した。
ボレル欧州連合(EU)上級代表は13日、プーチン露大統領による全てのウクライナ国民に対するロシア国籍付与手続きの簡素化を非難するとともに、EUはその証明書を認めないと発言した。
北朝鮮は13日、ウクライナ東部を実効支配するロシア占領政権「DPR」と「LPR」を公式に「国家」として承認した。
9日にロシア軍の砲撃を受け、集合住宅が半壊したウクライナ東部チャシウ・ヤル(ドネツィク州)では、同攻撃による民間人の死者数が48人に上った。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、13日にトルコ・イスタンブルで行われた、ウクライナの穀物の黒海を通じた輸出妨害解除に向けたウクライナ、ロシア、トルコ、国連の4者協議にて「一定の進展」を達成したと報告した。
2022年7月13日
ウクライナ国境警備隊は13日、ウクライナ西部ヴォリーニ州にて、ベラルーシの国境警備隊隊員1名を拘束したと伝えた。同人物は、ロシア軍と戦うために、ウクライナ軍への入隊を希望しているという。
被拘束者交換により解放された、マリウポリ防衛戦にウクライナ国家警護隊アゾフ連隊の隊員として参加していたドミトロー・ウシチェンコ氏(コードネーム「ヴィシニャ(桜)」)が、拘束時の様子につき報道機関へのインタビュー時に説明した。
7月12日時点で、ウクライナの穀物を積載する予定の貿易船16隻がオデーサ州南部のドナウ生態系保護区を走り、ドナウ川へ続く、ビストレ河口を通過した。
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は12日、ゼレンシキー宇大統領は軍に対して、ウクライナ南部だけの脱占領課題を出したのではなく、ウクライナ全土の脱占領の課題を出したのであり、脱占領は時間と順序の問題に過ぎないと発言した。
ロシア連邦軍は、引き続きウクライナ各地への攻撃を続けている。ハルキウ市では13日未明、防空システムが作動、敵ミサイルを撃墜した。
12日夜、ロシアにより2014年以降占領が続いているウクライナ東部ルハンシク市の住民が、同市で爆発が生じているとソーシャルメディア上で報告している。