「EU加盟交渉の成功は私たちのみにかかっている段階に入った」=ウクライナ副首相

ウクライナのカチカ欧州・欧州大西洋統合担当副首相は7日、ウクライナは、EU加盟交渉において、今後の成功が自分たち次第である段階に到達したと発言した。

カチカ副首相が最高会議(国会)での内閣に対する質疑の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

カチカ氏は、欧州委員会がウクライナは第1、第2、および第6クラスターの開設準備ができていることを認めたと述べた。また同氏は、第3クラスターの交渉の立場はすでに承認されており、欧州連合(EU)がその草案をEU理事会に提出したと伝えた。さらに同氏は、11月末までに第4および第5クラスターの立場の準備が完了し、全6クラスターの開設準備が整う可能性があると指摘した。

その上で同氏は、「実際には、それは、私たちには、すべきことの網羅的なリストがあることを意味する。それは、各章ごとに数百ページにわたるテキストと計画だ。年末までに、私たちはこれらの措置を、EU法への国内法を適応させるプログラムに統合する。そして、それが私たちの欧州統合の義務を履行する上での最重要かつ最大限詳細な計画となる」と説明した。

そして同氏は、ウクライナは、EU加盟交渉において、今後の成功が自分たち次第である段階に到達したと強調し、それはつまり、必要な条件を履行してEUに加盟するか、あるいはその機会を失うかだと訴えた。

同氏は加えて、ウクライナは、現在の機会の窓と、国内およびEU加盟国間の高いレベルの支持を無駄にするわけにはいかないと主張し、具体的にEU市民の過半数が現在ウクライナのEU加盟を支持しており、またウクライナ国民の74パーセントもその方針を支持していると喚起した。

これに先立ち、ウクライナは4日、欧州委員会が作成した、ウクライナのEU加盟に向けた進展が記述された2025年版のEU拡大報告を受け取っていた