ゼレンシキー宇大統領、日本による追加対露制裁発動に謝意
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、同日日本政府が発表したロシアに対する追加制裁の発動につき、個別に謝意を表明した。
ゼレンシキー大統領がXアカウントに書き込んだ。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナはロシアへの圧力を高める日本の断固とした行動を高く評価している。日本は、ロシア産原油の価格上限を1バレルあたり47.60ドルに引き下げる措置に加わった。これは、クレムリンの財政能力に著しい打撃を与えるだろう。また、ロシアの軍事産業複合体の企業に対する日本の制裁にも感謝している。その中には、イスカンデルミサイルの主要な生産者、複数の『影の船団』運用業者、そして、中国、トルコ、アラブ首長国連邦からのロシア軍事産業複合体向け供給業者が含まれている。私たちの児童の強制移送に関与した個人に対しても制裁が科された」と伝えた。
そして同氏は、「このような措置は、侵略国への共同の圧力を強化し、私たち皆が目指している結果を近付けるものだ。私は、これらの新しい制裁決定に対して日本に感謝する。命を大切にし、この戦争を終わらせたいと願う世界の他の全てのパートナーたちが、ロシアの殺戮継続能力を支えるあらゆるものに対して圧力をかけることが重要だ」と強調した。
これに先立ち、日本政府は12日、対ウクライナ侵略を続けるロシアに対して、ロシア産原油の購入価格上限を引き下げるなどの追加の制裁措置を実施する決定を発表していた。