米国はウクライナにロシア領への攻撃を奨励しないが、戦い方はウクライナが決める=米国務省

米国務省のミラー報道官は22日、米国はウクライナに対して自国領の外での攻撃のための能力は提供しておらず、ウクライナ首脳陣にそのような攻撃を奨励もしていないが、他方で、ウクライナは自らの作戦の仕方を自分で決められるし、ロシアはこの戦争の侵略国だと発言した。

ミラー報道官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

記者から、ロシア領ベルゴロド州における情勢と、ロシア報道機関による、西側がウクライナに提供した武器が使われているとの主張について質問を受けると、ミラー氏は、「私たちは、ウクライナにウクライナ国境の外への攻撃のための能力は提供していないし、奨励もしないことを明確に伝えてきた。しかし、私が皆、世界が思い出すことが重要だと思っていることは、言うまでもなく、ロシアがこの戦争を始めたということである」と発言した。

ミラー報道官

ミラー氏は、ロシアこそがウクライナの民間人を攻撃し続けているのであり、ロシアこそが学校、病院、民間インフラを砲撃しているのだと強調した。

その上で同氏は、「すなわち、ウクライナは、どうやって自らの軍事作戦を遂行したいか、自分で決める。しかし、ロシアはこの戦争で侵略国である」と強調した。

これに先立ち、22日、複数の報道機関が露ベルゴロド州で爆発音が聞かれたと伝え、その後、同地にロシアの志願兵が現れたと報じていた

ロシアの報道機関によれば、ロシアのペスコフ露大統領報道官は、プーチン露大統領にはすでに「突破の試み」について報告が行われたという。ペスコフ氏は、ベルゴロド州での出来事につき「ウクライナの工作」だと呼び、その目的は「バフムート方面から注意を逸らすこと」だと指摘している。さらに同氏は、ロシア戦力は工作員を殲滅しようとしていると発言した。

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、本件につきウクライナは情勢を観察し、分析しているが、事態に直接の関係は有していないと発言した。