
74%のウクライナ住民、ウクライナの勝利を信じる
ラズムコウ・センターが2025年2月28日から3月6日実施した世論調査結果を公開した。
その際、「信じている」との回答は42.7%、「どちらかといえば信じている」が31.5%、「どちらかといえば信じていない」が11.1%、「信じていない」が5.1%、回答困難が9.5%との結果だった。
なお、2024年に行われた世論調査での同様の質問に比べて、「信じている」の回答は約10〜20%減少し、「どちらかといえば信じている」と「どちらかといえば信じていない」の回答が増加している。例えば、2024年3月の調査では、勝利を「信じている」の回答は59.5%、「どちらかといえば信じている」は23.4%、「どちらかといえば信じていない」は6.4%、「信じていない」は4.4%だった。
今回の調査結果を地域別に見ると、「信じている/どちらかといえば信じている」との回答は、南部で56%、東部で67%、中部で79%、西部で81.5%、「どちらかといえば信じていない/信じていない」との回答は、西部で11%、中部で14%、東部で23%、南部で24%だった。
「何を勝利とみなすか」との設問では、29.7%の回答者が、ロシア軍をウクライナ全土から追放し、2014年1月時点の国境を回復することと回答。17%がロシア軍の殲滅とロシア国内の蜂起/崩壊を促すことと回答。22.4%が2022年2月23日時点の状態の回復と回答。11.2%がクリミアを除くウクライナ領全土からのロシア軍の追放と回答。10.2%がロシア軍が2022年2月24日以降の全面侵攻後に制圧した領土に残ったとしても停戦することと回答している。
今回の世論調査は、ラズムコウ・センターが2025年2月28日から3月6日にかけて、ウクライナ政府管理地域全域で対面式で、18歳以上の人物2018人に対して実施したもの。理論的誤差は最大で±2.3%だと説明されている。