ソフィア大聖堂でキーウ・ルーシ期のインギゲルダ大公妃を祝福

ソフィア大聖堂でキーウ・ルーシ期のインギゲルダ大公妃を祝福

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ウクルインフォルム
23日、ソフィア大聖堂にて、キーウ・ルーシ(キエフ大公国)時代のインギゲルダ・イリーナ大公妃を回顧・祝福する行事が開催された。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

歴史博士のオレーナ・ヤシネツィカ氏は、「私たちは、今日から毎年、様々な行事にて大公妃を祝福していくことを期待している。宗教・非宗教行事、学術行事、啓蒙イベント、文化・芸術行事においてだ。私は、ソフィア大聖堂にて、古くからある非常に多くの伝統を生み出し、再生することを期待している」と発言した。

写真:ヘンナジー・ミンチェンコ/ウクルインフォルム

ヤシネツィカ氏は、ウクライナ正教会とともに、国営郵便ウクルポシュタに対して、インギゲルダ大公妃の切手を印刷することを提案したところ、ウクルポシュタが同案を受け入れたと伝えた。また記念硬貨のデザイン案も作られたという。

行事に参加したトビアス・ティベルグ駐ウクライナ・スウェーデン大使は、スウェーデン王の娘であるインギゲルダとキーウ・ルーシのヤロスラウ賢公の結婚は、ウクライナ・スウェーデン関係をよく象徴する出来事であると発言した。

ティベルグ大使は、「インギゲルダは、スウェーデン王の娘であった。ヤロスラウ賢公は、ヴォロディーミル大公の息子であった。この2人の偉大な欧州の統治者は、自らの地にキリスト教を導入した。それは、スウェーデンとウクライナを欧州的国家へと変貌させる決断力を要す行為であったし、それにより両国は現在まで欧州国家であるのだ。ヤロスラウ賢公とそのスウェーデンからの妻インギゲルダ妃の3つの共通の偉業を話させて欲しい。その3つの重要な局面は、現在のスウェーデンとウクライナの間の強固な協力を築く礎となっている」と発言した。

大使は、1つ目の偉業として、ヤロスラウとインギゲルダがソフィア大聖堂の建設を始めたと指摘した。続けて、2つ目には、ヤロスラウとインギゲルダの4人の娘のうちの3人は、ハンガリー、フランス、ノルウェーの王に嫁ぎ、王妃となったと述べた。3つ目には、二人は、イングランド王の二人の息子をキーウにてかくまったと指摘した。

今回、ソフィア大聖堂内のヤロスラウ賢公棺のそばにて行われたインギゲルダ妃祝福行事の際、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教が永眠者のために行う奉神礼(パナヒダ)を実施した。その後、「主教の家」にて、「ルーシ・ウクライナの偉大な大公妃 スウェーデンのインギゲルダについての真実と嘘」と題された講義が開催された。


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