米露協議後、ウクライナは米国との協議を継続する準備がある=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、モスクワで行われた米露協議の結果を受けて、ウクライナ代表団は、さらなる協議のために米国でのトランプ政権代表者との会合に向けて準備していると発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「米国での会合の準備をしている。モスクワからの米国チームの帰還とワシントンでの関連協議の後、ウメロウ(編集注:国家安全保障国防会議(NSDC)書記)、フナトウ(編集注:参謀総長)、そして協議に必要な者全員がトランプ大統領の代表者との対話を継続する。私たちは、今後数日、そのような会合、連絡、協議、直接会談ないし電話会合問わず、報せを待つ。全てのパートナー間、パートナーたちとウクライナの間には、恒常的なコンタクトがある」と発言した。
また同氏は、ジュネーヴとフロリダでの米国との会合では、ウクライナの立場が聞かれたとし、それは非常に良いことであり、ウクライナの利益が考慮されてはじめて、尊厳ある平和が可能になると指摘した。
さらに同氏は、自身はパートナー国の首脳たちとウクライナの安全保障の問題について対話を継続していると伝えた。同氏はそして、「現在世界は、戦争終結の可能性は確かにあり、協議における現在の活発さは、ロシアに対する圧力で裏付けしないといけないと確実に感じている。全てのことは、建設的な外交と侵略者に対する圧力という組み合わせに左右されるのだ。両方の要素が平和に作用する」と強調した。