ゼレンシキー宇大統領、和平協議代表団の団長にウメロウ安保会議書記を任命
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国、その他国際パートナー及びロシアとの協議を行うウクライナの代表団の構成を変更し、団長にはウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記を任命した。
大統領府が公式ウェブサイトに11月28日付関連大統領令第869/2025を掲載した。
大統領令によれば、団長にはルステム・ウメロウNSDC書記が任命されている。
その他代表団に入るのは、以下の人物。
・オレクサンドル・ベウズ大統領執務室顧問
・キリロ・ブダーノウ国防省情報総局局長
・アンドリー・フナトウ軍参謀総長
・オレフ・イヴァシチェンコ対外情報局局長
・セルヒー・キスリツャ外務第一次官
・イェウヘーニー・オストリャンシキーNSDC第一副書記
・オレクサンドル・ポクラド保安庁(SBU)副長官
・ヴァディム・スキビツィキー情報総局副局長
なお、前回の代表団の構成では、イェルマーク当時大統領府長官が団長を務めていた。
また、29日、ゼレンシキー大統領は、フェイスブック・アカウントにて、ウメロウ団長率いる代表団はすでに米国に向かっていると報告した。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナNSDC書記でウクライナ代表団団長のルステム・ウメロウはチームと一緒にすでに米国への道中だ。今日ルステムの報告があったが、課題は明確で、迅速かつ具体的に戦争終結のための措置を定める準備を行うことである」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナは米国と最大限建設的に作業を続けているとし、「そして私たちは、これから米国にて、ジュネーヴにおける会談の成果につき追加的に作業していく」と伝えた。
同氏はさらに、日曜日に行われる作業の総括について代表団から報告を受けることになると指摘した。
同氏はその上で、「ウクライナは尊厳ある平和のために活動している」と強調した。