ゼレンシキー宇大統領、マクロン仏大統領と電話会談 防衛支援や汚職対策機関問題につき協議

ゼレンシキー宇大統領、マクロン仏大統領と電話会談 防衛支援や汚職対策機関問題につき協議

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、フランスのマクロン大統領と電話会談を行い、防空などのウクライナの防衛上のニーズや、ウクライナの汚職対策機関の独立を保証する法案などについて協議した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントにて報告した

ゼレンシキー大統領は、「マクロン仏大統領と良い内容のある対話を行った。私たちは、基本的な防衛ニーズについて協議した。何よりも防空強化についてだ。私たちは、ロシアのミサイルと無人機からの信頼できる防衛が必要だ。『SAMP/T』と『クロタル』用の追加ミサイルの供給について話し合った」と伝えた。

また同氏は、ウクライナのあらゆる型の無人機の生産への資金拠出についても話し合ったと伝えた。

同氏はさらに、「フランスはその点で私たちを支援する準備があり、私たちは一緒に作業していく。また、『ミラージュ』のウクライナの操縦士の訓練についても話し合った。フランスがその訓練を継続していくことをとても重視ししているし、そのおかげで私たちはより多くの追加的操縦士を訓練することができる」と発言した。

その他同氏は、イスタンブルで行われたロシアとの3回目の代表団級会合についても報告した。その際同氏は、「私たちは被拘束者のさらなる交換について合意することができた。私たちは、8月末までに首脳急会合を開催するという私たちの提案への返答を待っている。その際は、欧州の代表者も必ず出席せねばならない」と伝えた。

また同氏は、「詳細に私たちの欧州統合の道について協議した。近々最初の交渉クラスターを開くことを可能とする解決策の模索について作業することで合意した。ウクライナとモルドバが今後も一緒に進んでいくことが重要だ」と述べた。

同氏は加えて、ウクライナの汚職対策インフラにおけるロシアの影響を防ぐことについても話したと伝えた。その際同氏は、「私たちはまた、ウクライナの完全に機能する汚職対策インフラの作業についても話し合った。大統領法案は汚職対策機関の独立と効率を保証し、機関へのロシアの影響を防ぐものだ」と指摘した。


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